ライオン、連結営業利益54.7%増の20,703百万円 連結で関係会社株式売却益7,016百万円を計上
ライオンは2026年8月10日、2026年1月1日から6月30日までを対象とする半期報告書を提出した。連結業績、海外事業、関係会社株式の売却とPNB社買収を整理する。
記事の要点
- 連結売上は、前年同期比8.7%増の216,836百万円となった。
- 連結営業利益は、前年同期比54.7%増の20,703百万円となった。
- 当中間連結会計期間のその他の収益には関係会社株式売却益7,016百万円、その他の費用にはPNB社買収による条件付対価の公正価値変動額1,670百万円が計上された。
- 連結セグメントの海外事業は、売上が前年同期比19.7%増の100,859百万円、事業利益が66.1%増の5,276百万円となった。
- ライオンはオーストラリアでビューティケア製品を手掛けるPNB社の全株式を取得し、2026年1月20日付で100%子会社とした。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理する。
業績ハイライト
連結売上と営業利益
連結売上は、前年同期比8.7%増の216,836百万円となった。連結営業利益は、前年同期比54.7%増の20,703百万円となった。親会社の所有者に帰属する連結中間利益は、前年同期比12.9%増の10,844百万円となった。同社は、グループで一部原材料の調達コスト上昇などの影響を受けた一方、製品の安定供給を最優先に追加施策を実行し、影響の最小化に努めたと説明している。
連結営業利益と、連結のその他の収益・その他の費用が次回以降の開示でどう推移するかを確認したい。
セグメント別業績
海外事業と地域別の伸び
連結セグメントの海外事業は、売上が前年同期比19.7%増の100,859百万円、事業利益が66.1%増の5,276百万円となった。為替変動の影響を除いた売上の実質前年同期比は9.0%増だった。連結セグメントの東南・南アジア/オセアニアは、売上が前年同期比25.9%増の64,871百万円、事業利益が46.0%増の4,023百万円となった。連結セグメントの北東アジアは、売上が前年同期比10.1%増の35,987百万円、事業利益が196.8%増の1,253百万円となった。
連結セグメントの海外事業で、為替変動の影響を除いた売上の伸びと地域別事業利益がどう推移するかを確認したい。
重要な事象
子会社株式の取得・売却と連結損益項目
当中間連結会計期間のその他の収益には、関係会社株式売却益7,016百万円が計上された。対象は、連結子会社だったライオン・スペシャリティ・ケミカルズとPT. Ipposha Indonesiaの株式売却だった。当中間連結会計期間のその他の費用には、PNB社買収による条件付対価の公正価値変動額1,670百万円が計上された。ライオンはPNB社の全株式を取得し、2026年1月20日付で100%子会社とした。当中間連結会計期間の連結売上と連結中間利益に含まれる買収の影響額は、重要性がないため開示されていない。グループは、事業ポートフォリオマネジメントを強化し、ビューティケア事業では成長が見込める海外を中心に新たな事業機会を探索する方針を示している。同社は、PNB社買収で生じた連結ののれんについて、今後の事業展開やグループ内企業とPNB社との相乗効果から見込む将来の超過収益力を反映したものと説明している。
グループのPNB社買収後の事業展開と、連結売上・連結中間利益に関する開示がどう変わるかを確認したい。
開示内容の整理
連結売上と営業利益
連結売上は、前年同期比8.7%増の216,836百万円となった。連結営業利益は、前年同期比54.7%増の20,703百万円となった。親会社の所有者に帰属する連結中間利益は、前年同期比12.9%増の10,844百万円となった。
- EDINET原本 PDF 3ページ
海外事業と地域別の伸び
連結セグメントの海外事業は、売上が前年同期比19.7%増の100,859百万円、事業利益が66.1%増の5,276百万円となった。為替変動の影響を除いた売上の実質前年同期比は9.0%増だった。連結セグメントの東南・南アジア/オセアニアは、売上が前年同期比25.9%増の64,871百万円、事業利益が46.0%増の4,023百万円となった。連結セグメントの北東アジアは、売上が前年同期比10.1%増の35,987百万円、事業利益が196.8%増の1,253百万円となった。
- EDINET原本 PDF 7ページ
子会社株式の取得・売却と連結損益項目
当中間連結会計期間のその他の収益には、関係会社株式売却益7,016百万円が計上された。対象は、連結子会社だったライオン・スペシャリティ・ケミカルズとPT. Ipposha Indonesiaの株式売却だった。当中間連結会計期間のその他の費用には、PNB社買収による条件付対価の公正価値変動額1,670百万円が計上された。ライオンはPNB社の全株式を取得し、2026年1月20日付で100%子会社とした。当中間連結会計期間の連結売上と連結中間利益に含まれる買収の影響額は、重要性がないため開示されていない。
- EDINET原本 PDF 31ページ
- EDINET原本 PDF 33ページ
- EDINET原本 PDF 34ページ
連結キャッシュ・フロー
連結営業CFは、前年同期比416.2%増の9,539百万円となった。連結投資CFは、前年同期比75.7%増の-3,674百万円となった。連結財務CFは、前年同期比75.9%減の-11,209百万円となった。
- EDINET原本 PDF 9ページ
- EDINET原本 PDF 20ページ
- EDINET原本 PDF 21ページ
確認しておきたいポイント
- 連結営業利益と、連結のその他の収益・その他の費用が次回以降の開示でどう推移するかを確認したい。
- 連結セグメントの海外事業で、為替変動の影響を除いた売上の伸びと地域別事業利益がどう推移するかを確認したい。
- グループのPNB社買収後の事業展開と、連結売上・連結中間利益に関する開示がどう変わるかを確認したい。
まとめ
- 連結売上は8.7%増、連結営業利益は54.7%増となった一方、連結損益には関係会社株式売却益7,016百万円とPNB社買収に伴う条件付対価の公正価値変動額1,670百万円が計上された。
- 次に追う軸は、連結セグメントの海外事業の実質的な売上の伸びと地域別事業利益、PNB社買収後のグループの事業展開、連結業績に関する開示の変化となる。