ナブテスコ、連結営業利益69.4%増 全セグメント増収、比較値は修正再表示後
ナブテスコが2026年8月14日に提出した半期報告書について、2026年1月1日から6月30日までの連結業績と事業別の動き、比較情報の修正再表示、キャッシュ・フローを整理する。
記事の要点
- 連結売上は、前年同期比16.8%増の167,401百万円となった。
- 連結営業利益は、前年同期比69.4%増の15,759百万円となった。
- グループでは全セグメントが増収となり、会社は連結営業利益の増加について、コンポーネント、トランスポート、アクセシビリティの各ソリューション事業での増収による増益とProject 10による収益性改善活動の効果を挙げた。
- 前中間連結会計期間と前連結会計年度の比較情報は、持分法による投資利益などの過年度誤謬を反映した修正再表示後の数値となっている。
- グループの連結投資CFは5,202百万円の資金増加となり、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却収入が主な増加要因として示された。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理する。
業績ハイライト
全セグメント増収と連結営業利益の伸び
連結売上は、前年同期比16.8%増の167,401百万円となった。連結営業利益は、前年同期比69.4%増の15,759百万円となった。連結売上高営業利益率は9.4%となった。会社は、グループの連結営業利益が増加した要因として、コンポーネント、トランスポート、アクセシビリティの各ソリューション事業での増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果を挙げている。
グループの連結営業利益と連結売上高営業利益率が、次回開示でどのように推移するか。
セグメント別業績
3つの主要な連結セグメント
連結セグメントのコンポーネントソリューション事業は、売上が前年同期比23.6%増の45,521百万円、営業利益が同160.8%増の4,841百万円となった。連結セグメントのトランスポートソリューション事業は、売上が前年同期比17.1%増の54,422百万円、営業利益が同29.8%増の9,349百万円となった。連結セグメントのアクセシビリティソリューション事業は、売上が前年同期比12.2%増の58,998百万円、営業利益が同33.6%増の5,675百万円となった。連結セグメントのコンポーネントソリューション事業では、中国・韓国の自動車メーカーを中心とする産業用ロボット向けと一般産業向けの精密減速機需要が好調に推移したと説明している。連結セグメントのトランスポートソリューション事業では、民間航空機向け需要が拡大し、中国を中心とする新造船向けとMRO需要も好調に推移したとしている。連結セグメントのアクセシビリティソリューション事業について、会社は海外の建物用ドアと国内のプラットホームドア需要が堅調に推移し、為替効果も加わって自動ドア事業の売上が前年同期比で増加したとしている。
連結セグメントのコンポーネント、トランスポート、アクセシビリティ各事業の売上と営業利益が、次回開示でどう推移するか。
キャッシュフロー
子会社株式売却を含む連結キャッシュ・フロー
連結営業CFは、前年同期比8.4%増の22,029百万円となった。グループの連結投資CFは5,202百万円の資金増加となった。グループの連結財務CFは8,460百万円の資金減少となった。会社は、グループの連結投資CFにおける主な資金増加要因を、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却収入としている。グループの連結財務CFにおける主な資金減少要因には配当金の支払いを挙げている。
子会社株式の売却収入を含むグループの連結投資CFと、グループの連結営業CFの推移を次回開示で確認したい。
開示内容の整理
全セグメント増収と連結営業利益の伸び
連結売上は、前年同期比16.8%増の167,401百万円となった。連結営業利益は、前年同期比69.4%増の15,759百万円となった。連結売上高営業利益率は9.4%となった。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 12ページ
- EDINET原本 PDF 18ページ
3つの主要な連結セグメント
連結セグメントのコンポーネントソリューション事業は、売上が前年同期比23.6%増の45,521百万円、営業利益が同160.8%増の4,841百万円となった。連結セグメントのトランスポートソリューション事業は、売上が前年同期比17.1%増の54,422百万円、営業利益が同29.8%増の9,349百万円となった。連結セグメントのアクセシビリティソリューション事業は、売上が前年同期比12.2%増の58,998百万円、営業利益が同33.6%増の5,675百万円となった。
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 4ページ
油圧機器事業の非継続事業分類と比較情報の修正
連結売上、連結営業利益、連結税引前中間利益は非継続事業を除いた継続事業の金額で、連結中間利益と親会社の所有者に帰属する連結中間利益は継続事業と非継続事業の合算で表示されている。前中間連結会計期間と前連結会計年度の比較情報は、持分法による投資利益などの過年度誤謬を反映して修正再表示された。
- EDINET原本 PDF 3ページ
子会社株式売却を含む連結キャッシュ・フロー
連結営業CFは、前年同期比8.4%増の22,029百万円となった。グループの連結投資CFは5,202百万円の資金増加となった。グループの連結財務CFは8,460百万円の資金減少となった。
- EDINET原本 PDF 5ページ
- EDINET原本 PDF 16ページ
確認しておきたいポイント
- グループの連結営業利益と連結売上高営業利益率が、次回開示でどのように推移するか。
- 連結セグメントのコンポーネント、トランスポート、アクセシビリティ各事業の売上と営業利益が、次回開示でどう推移するか。
- 子会社株式の売却収入を含むグループの連結投資CFと、グループの連結営業CFの推移を次回開示で確認したい。
まとめ
- ナブテスコの当中間連結会計期間は全セグメントが増収となり、連結売上は167,401百万円、連結営業利益は15,759百万円へ増加した。会社はコンポーネント、トランスポート、アクセシビリティの各ソリューション事業での増収による増益とProject 10による収益性改善活動の効果を挙げている。
- 連結業績の比較では、油圧機器事業が非継続事業に分類され、前中間連結会計期間の比較情報が過年度誤謬の修正再表示後である点を踏まえる必要がある。
- 次回は、3つの主要な連結セグメントの売上と営業利益、グループの連結売上高営業利益率、子会社株式売却収入を含む連結キャッシュ・フローの推移が確認軸となる。