2026年H1、タイヤ3社の連結営業利益を同条件比較 絶対額と増減背景を分けて読む
2026年1月から6月までの連結営業利益は、ブリヂストンが280,229百万円、住友ゴム工業が38,146百万円、TOYO TIREが37,497百万円だった。同じゴム製品、同じH1、同じ連結スコープで絶対額を並べたうえで、増減方向と各社が示した背景は公開要約に戻って別々に確認する。
この記事で分かること
- 2026年H1の連結営業利益は、ブリヂストンが280,229百万円、住友ゴム工業が38,146百万円、TOYO TIREが37,497百万円だった。
- 前年同期比では、ブリヂストンが70.4%増、住友ゴム工業が41.1%増、TOYO TIREが22.2%減となり、増減方向は同じではなかった。
- 各社の増減背景は、ブリヂストンの前年同期の事業再編・再構築関連費用計上の反動、住友ゴム工業のタイヤ販売本数と事業利益、TOYO TIREのタイヤ事業の地域別販売動向に分けて確認する。

まず絶対額を同じ尺度で並べる
比較対象は、ゴム製品3社が2026年1月1日から6月30日までのH1として報告した連結営業利益だ。ブリヂストンは280,229百万円、住友ゴム工業は38,146百万円、TOYO TIREは37,497百万円となった。
絶対額の次に増減方向を見る
ブリヂストンの連結営業利益は前年同期比70.4%増、住友ゴム工業は41.1%増だった。一方、TOYO TIREは22.2%減だった。2026年H1の絶対額を並べる比較と、各社の前年同期からの変化を見る比較は別の軸となる。
増減の背景は3社別に確認する
ブリヂストンは、連結営業利益の増加について、前年同期に事業再編・再構築関連費用を計上していた反動もあったと説明している。連結売上には、高インチタイヤの販売伸長、売値・MIXの改善、為替の追い風があったとしている。
住友ゴム工業は、グループのタイヤ販売本数について、欧州でDUNLOPブランドタイヤを販売開始した増販効果があった一方、市況低迷や中東情勢もあり、全体ではほぼ前年同期並みだったとしている。連結タイヤ事業は、売上が前年同期比9.4%増、事業利益が53.7%増となった。
TOYO TIREの連結セグメントのタイヤ事業は、売上高が前年同期比0.1%減、営業利益が22.6%減となった。同社は、北米では市場全体が縮小して販売量が前年を下回る一方、値上げが浸透し、重点商品の需要が堅調で商品ミックスが改善したと説明している。欧州では事業再編に伴うオペレーション変更の過渡期にあり、国内では供給面の制約や燃料等の高騰に伴う買い控えがみられたとしている。
次に開示を読むときの確認リスト
- ブリヂストンは、次回以降の連結営業利益と、グループの事業再編・再構築関連費用の計上状況を確認する。
- 住友ゴム工業は、グループのタイヤ販売本数と、連結タイヤ事業の事業利益の推移を確認する。
- TOYO TIREは、連結セグメントのタイヤ事業の営業利益と、北米・欧州・国内の販売量の推移を確認する。
まとめ
2026年H1の連結営業利益は、ブリヂストン280,229百万円、住友ゴム工業38,146百万円、TOYO TIRE37,497百万円だった。これは同じ期間・連結スコープで絶対額を並べた結果だ。
前年同期比はブリヂストンと住友ゴム工業が増益、TOYO TIREが減益だった。次の開示では、各社が示した事業再編・再構築関連費用、タイヤ販売本数、地域別販売動向と連結営業利益をそれぞれ対応させて確認する。
この記事で参照した開示・要約
- TOYO TIRE株式会社|TOYO TIRE、連結売上高0.3%増でも連結営業利益22.2%減 タイヤ事業は10,659百万円減益半期報告書 / S100YV7N
- 株式会社ブリヂストン|ブリヂストン、連結営業利益70.4%増 前年同期の事業再編・再構築関連費用計上の反動も半期報告書 / S100YUS0
- 住友ゴム工業株式会社|住友ゴム工業、連結営業利益41.1%増 タイヤ販売本数はほぼ横ばい半期報告書 / S100YUJP