キタック、連結売上高1.1%増・営業利益19.7%増 防災・減災需要の取り込みを進める
株式会社キタックが2026-06-03に提出した半期報告書について、連結業績ハイライト、財政状態、キャッシュ・フロー、事業等のリスクを整理します。
記事の要点
- 当中間連結会計期間は令和7年10月21日から令和8年4月20日までです。
- 連結売上高、連結営業利益、連結経常利益は前年同期比で増加しました。一方、受注高は25.2%減、親会社株主に帰属する中間純利益は25.4%減でした。
- 会社は、防災・減災対策や公共インフラの老朽化対策を背景に、需要の継続を見込んでいます。
- 省エネルギー投資促進事業の補助金213百万円の交付決定を受け、当中間期には22百万円を特別利益に計上しています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
業績の変化
受注高は1,419百万円(前年同期比25.2%減)でした。連結売上高は1,778百万円(前年同期比1.1%増)、連結営業利益は232百万円(同19.7%増)でした。連結経常利益は233百万円(前年同期比13.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は179百万円(同25.4%減)でした。
受注高が前年同期比25.2%減となった後の推移。 親会社株主に帰属する中間純利益が前年同期比25.4%減となった要因。
事業の内容
防災・減災とインフラ老朽化対策の需要継続を見込む
会社は、自然災害への防災・減災対策や、道路・下水道などの社会インフラ老朽化対策が進められており、需要は今後も継続すると説明しています。また、第1次国土強靭化実施中期計画では、令和8年度から5年間で概ね20,000,000百万円強程度の事業規模が目指されていると説明しています。会社は、地質調査業と建設コンサルタント業で培った技術力、調査から設計までの総合力、環境分野を含む業務経験を活用し、国土強靭化、防災・減災、公共インフラ老朽化対策の受注確保に努めたと説明しています。
防災・減災、公共インフラ老朽化対策の需要が受注へどう反映されるか。
セグメント別業績
セグメント別の変化
セグメントでは、建設コンサルタント事業は、完成業務収入1,572百万円(前年同期比0.1%減)、売上総利益609百万円(同5.7%増)でした。セグメントでは、不動産賃貸等事業は、収入94百万円(前年同期比0.5%増)、売上総利益25百万円(同6.0%減)でした。
建設コンサルタント事業と不動産賃貸等事業の売上総利益の変化。
重要な事象
補助金と特別利益
会社は、省エネルギー投資促進事業の補助金213百万円の交付決定を受けています。当中間連結会計期間には、補助金22百万円を特別利益に計上しました。会社は、補助金の残額を令和9年10月期の連結決算で特別利益に計上する予定で、実際の交付額は補助対象事業完了後の検査結果などにより変動する可能性があると説明しています。
補助金の残額と令和9年10月期の特別利益計上額。
開示内容の整理
事業の内容
当中間連結会計期間に、事業内容の重要な変更はありません。関係会社の異動はありません。
- EDINET原本 PDF 2ページ
業績ハイライト
受注高は1,419百万円(前年同期比25.2%減)でした。連結売上高は1,778百万円(前年同期比1.1%増)、連結営業利益は232百万円(同19.7%増)でした。連結経常利益は233百万円(前年同期比13.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は179百万円(同25.4%減)でした。
- EDINET原本 PDF 3ページ
財政状態
資産合計は6,784百万円(前連結会計年度末比430百万円増)でした。負債合計は3,070百万円(前連結会計年度末比248百万円増)でした。純資産合計は3,714百万円(前連結会計年度末比182百万円増)でした。
- EDINET原本 PDF 4ページ
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物は688百万円(前年同期比311百万円増)でした。営業活動の結果増加した資金は261百万円でした。投資活動の結果減少した資金は27百万円でした。財務活動の結果増加した資金は298百万円でした。
- EDINET原本 PDF 4ページ
セグメント別業績
セグメントでは、建設コンサルタント事業は、完成業務収入1,572百万円(前年同期比0.1%減)、売上総利益609百万円(同5.7%増)でした。セグメントでは、不動産賃貸等事業は、収入94百万円(前年同期比0.5%増)、売上総利益25百万円(同6.0%減)でした。
- EDINET原本 PDF 3ページ
事業等のリスク
当中間連結会計期間に新たに発生した事業等のリスクはなく、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクにも重要な変更はありません。
- EDINET原本 PDF 3ページ
補助金と特別利益
会社は、省エネルギー投資促進事業の補助金213百万円の交付決定を受けています。当中間連結会計期間には、補助金22百万円を特別利益に計上しました。
- EDINET原本 PDF 3ページ
確認しておきたいポイント
- 受注高が前年同期比25.2%減となった後の推移
- 防災・減災、公共インフラ老朽化対策の需要が受注へどう反映されるか
- 親会社株主に帰属する中間純利益が前年同期比25.4%減となった要因
- 建設コンサルタント事業と不動産賃貸等事業の売上総利益の変化
- 補助金の残額と令和9年10月期の特別利益計上額
まとめ
- 連結売上高、連結営業利益、連結経常利益は前年同期比で増加しましたが、受注高と親会社株主に帰属する中間純利益は減少しました。
- 会社は、防災・減災と公共インフラ老朽化対策を背景に需要の継続を見込み、調査から設計までの総合力で受注確保に取り組んでいます。
- 補助金による特別利益は当中間期と令和9年10月期に分かれて計上される予定で、実際の交付額は変動する可能性があります。
- 今後は、受注高の推移、中間純利益の減少要因、補助金の計上額と時期を継続して確認する必要があります。