任天堂、連結売上98.6%増 Nintendo Switch 2の販売伸長を開示
任天堂株式会社が2026年6月25日に提出した有価証券報告書について、連結業績、グループのNintendo Switch 2販売動向、連結キャッシュ・フロー、配当方針を整理します。
記事の要点
- 連結売上は、前期比98.6%増の2,313,051百万円でした。
- 連結営業利益は前期比27.5%増の360,117百万円、連結経常利益は前期比45.6%増の542,196百万円でした。
- グループでは、Nintendo Switch 2が6月発売後に全世界で販売を伸ばし、通期のハードウェア販売台数は1,986万台でした。
- グループのゲーム専用機販売実績は2,239,541百万円で、前年同期比106.7%増でした。
- 連結営業CFは289,789百万円、連結投資CFは-210,054百万円でした。
- 配当は、連結営業利益の40%を配当金総額の基準とする金額と、連結配当性向60%を基準とする金額のいずれか高い方を年間配当金とする方針です。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
セグメント別業績
Nintendo Switch 2と製品種類別販売
グループでは、Nintendo Switch 2の通期ハードウェア販売台数は1,986万台、Nintendo Switch 2ソフトの販売本数は4,871万本でした。グループでは、Nintendo Switchは発売から10年目を迎え、ハードウェア販売台数は380万台でした。グループの製品種類別販売実績では、ゲーム専用機が2,239,541百万円で前年同期比106.7%増、IP関連収入等が73,510百万円で前年同期比9.7%減でした。同社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。グループでは、6月に発売したNintendo Switch 2が順調な立ち上がりを見せ、その後も全世界で販売を伸ばしたとしています。
グループのNintendo Switch 2について、ハードウェア販売台数1,986万台とソフト販売本数4,871万本の組み合わせの推移を確認します。 グループの製品種類別販売実績について、ゲーム専用機2,239,541百万円とIP関連収入等73,510百万円の構成推移を確認します。
業績ハイライト
連結売上と利益
連結売上は、前期比98.6%増の2,313,051百万円でした。連結営業利益は、前期比27.5%増の360,117百万円でした。連結経常利益は、前期比45.6%増の542,196百万円でした。親会社株主に帰属する連結当期純利益は、前期比52.1%増の424,056百万円でした。グループのゲーム専用機デジタルビジネスでは、パッケージ併売ダウンロードソフトの売上が増加したことなどにより、デジタル売上は407,600百万円、前年同期比25.0%増となりました。同社は、連結損益で研究開発費や広告宣伝費などが増加したことにより、販売費及び一般管理費が前年同期に比べ121,200百万円増加したとしています。連結経常利益については、株式会社ポケモンなどに係る持分法による投資利益の計上や受取利息、為替差益が発生したことなどを営業外損益の説明に挙げています。
グループのゲーム専用機デジタル売上407,600百万円と、パッケージ併売ダウンロードソフト販売の内訳の推移を確認します。 研究開発費や広告宣伝費などの増加が、連結営業利益率にどの程度残るかを確認します。
キャッシュフロー
営業CFと投資CF
連結営業CFは289,789百万円でした。連結投資CFは-210,054百万円でした。連結財務CFは-249,714百万円でした。グループの営業活動による資金について、税金等調整前当期純利益に対し、法人税等の支払い、持分法による投資損益の計上、売上債権の増加などを減少要因として示しています。グループの投資活動による資金は、定期預金の預入や有価証券及び投資有価証券の取得による支出が、払戻や売却・償還による収入を上回ったことなどにより減少したとしています。
連結営業CF289,789百万円と連結投資CF-210,054百万円について、定期預金や有価証券の出入りの内訳の推移を確認します。
ガバナンス
配当方針
配当については、中間配当と期末配当の年2回を基本方針とし、年間配当金は連結営業利益の40%基準と連結配当性向60%基準のいずれか高い方で決定する方針です。
連結営業利益40%基準と連結配当性向60%基準について、配当算定で使われる基準の運用を確認します。
開示内容の整理
連結売上と利益
連結売上は、前期比98.6%増の2,313,051百万円でした。連結営業利益は、前期比27.5%増の360,117百万円でした。連結経常利益は、前期比45.6%増の542,196百万円でした。親会社株主に帰属する連結当期純利益は、前期比52.1%増の424,056百万円でした。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 16ページ
- EDINET原本 PDF 51ページ
Nintendo Switch 2と製品種類別販売
グループでは、Nintendo Switch 2の通期ハードウェア販売台数は1,986万台、Nintendo Switch 2ソフトの販売本数は4,871万本でした。グループでは、Nintendo Switchは発売から10年目を迎え、ハードウェア販売台数は380万台でした。グループの製品種類別販売実績では、ゲーム専用機が2,239,541百万円で前年同期比106.7%増、IP関連収入等が73,510百万円で前年同期比9.7%減でした。同社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。
- EDINET原本 PDF 15ページ
- EDINET原本 PDF 17ページ
営業CFと投資CF
連結営業CFは289,789百万円でした。連結投資CFは-210,054百万円でした。連結財務CFは-249,714百万円でした。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 55ページ
総資産と純資産
連結総資産は3,805,312百万円でした。連結純資産は2,955,180百万円でした。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 50ページ
- EDINET原本 PDF 54ページ
特別利益と訴訟関連損失
特別利益には投資有価証券売却益32,664百万円、特別損失には訴訟関連損失6,414百万円が含まれています。
- EDINET原本 PDF 51ページ
確認しておきたいポイント
- グループのNintendo Switch 2について、ハードウェア販売台数1,986万台とソフト販売本数4,871万本の組み合わせの推移を確認します。
- グループの製品種類別販売実績について、ゲーム専用機2,239,541百万円とIP関連収入等73,510百万円の構成推移を確認します。
- グループのゲーム専用機デジタル売上407,600百万円と、パッケージ併売ダウンロードソフト販売の内訳の推移を確認します。
- 研究開発費や広告宣伝費などの増加が、連結営業利益率にどの程度残るかを確認します。
- 連結営業CF289,789百万円と連結投資CF-210,054百万円について、定期預金や有価証券の出入りの内訳の推移を確認します。
- 連結営業利益40%基準と連結配当性向60%基準について、配当算定で使われる基準の運用を確認します。
まとめ
- 任天堂の当期は、連結売上が前期比98.6%増の2,313,051百万円となり、連結営業利益、連結経常利益、親会社株主に帰属する連結当期純利益も増加しました。
- 事業面では、グループのNintendo Switch 2ハードウェア販売台数1,986万台と、グループのゲーム専用機販売実績2,239,541百万円が中心的な確認対象です。
- 資金面では、連結営業CFが289,789百万円となる一方、連結投資CFは-210,054百万円で、定期預金や有価証券・投資有価証券の取得と回収の差が示されています。
- 株主還元では、連結営業利益40%基準と連結配当性向60%基準のいずれか高い方を年間配当金とする方針が示されています。