gumi、連結売上2.7%増も営業利益77.5%減 ゲーム事業は新作広告費で損失拡大
株式会社gumiは2026年7月29日、2026年4月期の有価証券報告書を提出しました。連結業績の増収と営業減益、2事業の収益構造、暗号資産FCTに関する開示を整理します。
記事の要点
- 連結売上高は、前期比2.7%増の9,183百万円でした。
- 連結営業利益は、前期比77.5%減の83百万円でした。
- グループのモバイルオンラインゲーム事業は、新作の配信開始を主因に増収となる一方、配信前後の広告宣伝費の増加などにより連結セグメントの営業損失が拡大したと会社は説明しています。
- 2026年4月30日時点で、グループが保有するFCTの連結貸借対照表価額は8,662百万円でした。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
セグメント別業績
ゲーム事業とブロックチェーン等事業の収益差
グループのモバイルオンラインゲーム事業は、連結セグメント売上高が前年同期比8.6%増の7,006百万円、連結セグメント営業損失が469百万円でした。グループのブロックチェーン等事業は、連結セグメント売上高が前年同期比12.5%減の2,177百万円、連結セグメント営業利益が前年同期比12.8%増の552百万円でした。会社は、グループのモバイルオンラインゲーム事業について、新作「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」の配信開始を増収の主因とする一方、配信前後のプロモーション強化に伴う一時的な広告宣伝費の増加などにより、連結セグメントの営業損失幅が拡大したとしています。会社は、グループのブロックチェーン等事業について、ゲーム開発・運用コストの最適化など採算性を重視した体制構築に努めた結果、連結セグメントの営業利益が前年同期比で増加したとしています。グループは、翌連結会計年度から報告セグメントを「ネオメディアエンタメ事業」と「ネオクリプト事業」に変更し、SBIグループとの連携をさらに進める方針です。
グループのモバイルオンラインゲーム事業で、新作配信後の連結セグメント営業損失と広告宣伝費がどう推移するか。 翌連結会計年度からの新セグメントで、グループの売上高と営業損益がどのように開示されるか。
事業等のリスク
保有暗号資産FCTの評価
2026年4月30日時点で、グループが保有するFCTの連結貸借対照表価額は8,662百万円でした。報告書提出日現在、FCTはMEXCの審査ゾーンに属していましたが、「ST」警告ラベルの付与、上場廃止、取引停止はいずれも決定していませんでした。グループは、FCTについて各暗号資産取引所の取引状況を総合して活発な市場の有無を判断し、MEXCの審査状況、価格、取引量、他の取引所での取扱状況を継続的に監視する方針です。
グループ保有FCTの取引状況と、連結貸借対照表価額8,662百万円の評価が今後どう推移するか。
開示内容の整理
増収に対して営業利益と純利益は減少
連結売上高は、前期比2.7%増の9,183百万円でした。連結営業利益は、前期比77.5%減の83百万円でした。連結経常利益は、前期比3.2%増の2,170百万円でした。親会社株主に帰属する連結純利益は、前期比29.5%減の1,454百万円でした。
- EDINET原本 PDF 26ページ
ゲーム事業とブロックチェーン等事業の収益差
グループのモバイルオンラインゲーム事業は、連結セグメント売上高が前年同期比8.6%増の7,006百万円、連結セグメント営業損失が469百万円でした。グループのブロックチェーン等事業は、連結セグメント売上高が前年同期比12.5%減の2,177百万円、連結セグメント営業利益が前年同期比12.8%増の552百万円でした。
- EDINET原本 PDF 26ページ
暗号資産関連の動きが表れたキャッシュ・フロー
グループの営業活動によるキャッシュ・フローは1,398百万円の支出でした。グループの投資活動によるキャッシュ・フローは3,589百万円の支出でした。グループの財務活動によるキャッシュ・フローは2,350百万円の収入でした。
- EDINET原本 PDF 27ページ
保有暗号資産FCTの評価
2026年4月30日時点で、グループが保有するFCTの連結貸借対照表価額は8,662百万円でした。報告書提出日現在、FCTはMEXCの審査ゾーンに属していましたが、「ST」警告ラベルの付与、上場廃止、取引停止はいずれも決定していませんでした。
- EDINET原本 PDF 25ページ
確認しておきたいポイント
- グループのモバイルオンラインゲーム事業で、新作配信後の連結セグメント営業損失と広告宣伝費がどう推移するか。
- 翌連結会計年度からの新セグメントで、グループの売上高と営業損益がどのように開示されるか。
- グループ保有FCTの取引状況と、連結貸借対照表価額8,662百万円の評価が今後どう推移するか。
まとめ
- 2026年4月期は連結売上高が2.7%増えた一方、連結営業利益は77.5%減少し、増収と利益面で異なる動きとなりました。
- 次回以降は、グループのゲーム事業における新作配信後の連結セグメント損益、新セグメントでの開示、グループ保有FCTの連結評価額と取引状況が確認軸になります。