マブチモーター、連結経常利益63.3%増 為替差損益が改善、連結売上高も12.1%増
マブチモーターが2026年8月14日に提出した半期報告書について、連結業績と利益に関する会社説明、企業取得とグループのキャッシュ・フローを整理する。
記事の要点
- 連結売上高は、前年同期比12.1%増の106,384百万円となった。
- 連結営業利益は、前年同期比8.5%増の13,147百万円となった。
- 連結経常利益は、前年同期比63.3%増の18,891百万円となった。
- グループの投資CFは、前年同期比1957.4%減の-18,599百万円となった。子会社株式取得による支出は13,179百万円だった。
- マブチモーターNPMとマスダックを含む各社が、当中間連結会計期間にグループの連結範囲へ加わった。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理する。
業績ハイライト
増収と利益の伸び
連結売上高は、前年同期比12.1%増の106,384百万円となった。連結営業利益は、前年同期比8.5%増の13,147百万円となった。連結経常利益は、前年同期比63.3%増の18,891百万円となった。連結の親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期比41.9%増の12,693百万円となった。同社は、連結営業利益について、売価・プロダクトミックスの改善や円安などの増益要因がコストアップなどの減益要因を上回ったとしている。連結経常利益については、為替差損益の改善などを理由に挙げた。
グループの連結営業利益の伸びと、売価・プロダクトミックス、為替、コストアップの関係を次回開示で確認する。
重要な事象
2件の企業取得と連結反映
マブチモーターNPMは2026年1月8日に子会社となり、2026年2月1日から4月30日までの業績が中間連結財務諸表に含まれた。取得原価は6,517百万円だった。マスダックは2026年6月11日に子会社となったが、みなし取得日を2026年6月30日として貸借対照表のみを連結し、当中間連結会計期間の連結損益には業績を含めていない。取得原価は15,500百万円だった。同社は、マブチモーターNPMの技術力や医療・産業機器分野の知見を活用し、グループのモビリティ、マシーナリー、メディカルの3領域を広げる考えを示した。マスダックについては、グループの海外拠点や生産技術とマスダックのエンジニアリング力を組み合わせ、海外展開の強化と事業拡大を目指すとしている。
マブチモーターNPMとマスダックの業績が、今後のグループの連結損益にどの期間から反映されるかを確認する。
キャッシュフロー
企業取得とキャッシュ・フロー
グループの営業CFは、前年同期比1.0%増の11,740百万円となった。グループの投資CFは、前年同期比1957.4%減の-18,599百万円となった。子会社株式取得による支出は13,179百万円、固定資産取得による支出は5,930百万円だった。グループの財務CFは、前年同期比31.2%増の-6,614百万円となった。
企業取得後のグループの投資CFと現金及び現金同等物の残高がどう推移するかを確認する。
開示内容の整理
増収と利益の伸び
連結売上高は、前年同期比12.1%増の106,384百万円となった。連結営業利益は、前年同期比8.5%増の13,147百万円となった。連結経常利益は、前年同期比63.3%増の18,891百万円となった。連結の親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期比41.9%増の12,693百万円となった。
- EDINET原本 PDF 4ページ
用途別売上と地域別利益
グループの自動車電装機器市場向け売上高は前年同期比11.8%増の82,068百万円、ライフ・インダストリー機器市場向け売上高は13.2%増の24,308百万円となった。連結セグメント利益は、日本が前年同期比19.9%減の4,059百万円、アジアが29.4%増の8,473百万円、ヨーロッパが前年同期の損失から554百万円の利益に転じた。
- EDINET原本 PDF 4ページ
企業取得とキャッシュ・フロー
グループの営業CFは、前年同期比1.0%増の11,740百万円となった。グループの投資CFは、前年同期比1957.4%減の-18,599百万円となった。子会社株式取得による支出は13,179百万円、固定資産取得による支出は5,930百万円だった。グループの財務CFは、前年同期比31.2%増の-6,614百万円となった。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 5ページ
2件の企業取得と連結反映
マブチモーターNPMは2026年1月8日に子会社となり、2026年2月1日から4月30日までの業績が中間連結財務諸表に含まれた。取得原価は6,517百万円だった。マスダックは2026年6月11日に子会社となったが、みなし取得日を2026年6月30日として貸借対照表のみを連結し、当中間連結会計期間の連結損益には業績を含めていない。取得原価は15,500百万円だった。
- EDINET原本 PDF 21ページ
- EDINET原本 PDF 22ページ
- EDINET原本 PDF 23ページ
確認しておきたいポイント
- グループの連結営業利益の伸びと、売価・プロダクトミックス、為替、コストアップの関係を次回開示で確認する。
- マブチモーターNPMとマスダックの業績が、今後のグループの連結損益にどの期間から反映されるかを確認する。
- 企業取得後のグループの投資CFと現金及び現金同等物の残高がどう推移するかを確認する。
まとめ
- 当中間連結会計期間は、連結売上高が前年同期比12.1%増、連結営業利益が8.5%増、連結経常利益が63.3%増となり、同社は経常増益の理由に為替差損益の改善などを挙げた。
- 一方、グループの投資CFは18,599百万円の支出となり、子会社株式取得による支出は13,179百万円だった。マブチモーターNPMの業績は一部期間だけ、マスダックは貸借対照表だけが当中間連結会計期間に反映された。次回以降は、取得企業の連結損益への反映とグループのキャッシュ・フローを追う軸となる。