味の素、連結売上3.5%増 M&A投資方針を継続
味の素株式会社が2026年6月12日に提出した有価証券報告書について、個別連結売上、利益、財政状態、キャッシュ・フロー、買収方針と減損の記載を整理します。
記事の要点
- 連結売上は1,583,719百万円、前期比3.5%増となりました。
- 個別経常利益は121,248百万円、前期は118,896百万円でした。
- 連結営業利益は199,412百万円、前期は113,968百万円でした。
- 連結営業活動によるキャッシュ・フローは239,351百万円、前期は209,898百万円でした。
- 会社は、今後も飛躍的成長につながるM&A案件には積極的に投資を実施していく方針を示しています。
- アルテア社におけるのれん及び固定資産の減損損失の計上も確認点です。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
セグメント別業績
セグメント関連の記載
会社は、生産、受注及び販売の実績を各セグメント業績に関する記載と関連づけて示しています。会社は、調味料・食品セグメント及びヘルスケア等セグメントの増収等により、売上高が前期を上回ったとしています。調味料・食品セグメントの売上高は、販売増により前期を上回ったとされています。会社は、当該事項を注記しています。調味料・食品セグメントでは、会社は販売増により売上高が前期を上回ったとしています。
調味料・食品セグメントとヘルスケア等セグメントの売上推移。 調味料・食品セグメントの販売増の内訳。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの変化
連結営業活動によるキャッシュ・フローは239,351百万円、前期は209,898百万円でした。連結投資活動によるキャッシュ・フローは84,229百万円の支出、前期は77,382百万円の支出でした。
営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動による支出の推移。
重要な事象
買収方針と減損
会社は、今後も飛躍的成長につながるM&A案件には積極的に投資を実施していく方針を示しています。アルテア社におけるのれん及び固定資産の減損損失の計上も確認点です。投融資・事業審査委員会は12回、企業提携等審議会はM&A案件検討のため9回開催されています。会社は、当該事項を注記しています。
M&A案件への投資方針と実際の案件内容。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。確認対象は一時的な発生事象です。事業への影響も確認します。 アルテア社に関する減損損失の計上内容。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。
開示内容の整理
事業構成
当社グループは、当社、連結子会社105社及び持分法適用会社15社で構成されています。事業活動には、調味料、栄養・加工食品、ソリューション&イングリディエンツ、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸、バイオファーマサービス、ファンクショナルマテリアルズ、その他が含まれます。
- EDINET原本 PDF 6ページ
連結業績
当期の連結売上は1,583,719百万円、前期は1,530,556百万円でした。当期の連結営業利益は199,412百万円、前期は113,968百万円でした。当期の親会社の所有者に帰属する当期利益は134,675百万円、前期は70,272百万円でした。当期の個別経常利益は121,248百万円、前期は118,896百万円でした。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 153ページ
- EDINET原本 PDF 155ページ
- EDINET原本 PDF 156ページ
- EDINET原本 PDF 169ページ
- EDINET原本 PDF 170ページ
- EDINET原本 PDF 216ページ
- EDINET原本 PDF 242ページ
セグメント関連の記載
会社は、生産、受注及び販売の実績を各セグメント業績に関する記載と関連づけて示しています。会社は、調味料・食品セグメント及びヘルスケア等セグメントの増収等により、売上高が前期を上回ったとしています。調味料・食品セグメントの売上高は、販売増により前期を上回ったとされています。
- EDINET原本 PDF 45ページ
- EDINET原本 PDF 46ページ
財政状態
当期末の個別総資産は1,103,818百万円、前期末は1,112,861百万円でした。当期末の個別純資産は331,899百万円、前期末は360,605百万円でした。
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 240ページ
- EDINET原本 PDF 241ページ
- EDINET原本 PDF 243ページ
- EDINET原本 PDF 244ページ
キャッシュ・フロー
連結営業活動によるキャッシュ・フローは239,351百万円、前期は209,898百万円でした。連結投資活動によるキャッシュ・フローは84,229百万円の支出、前期は77,382百万円の支出でした。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 157ページ
買収方針と減損
会社は、今後も飛躍的成長につながるM&A案件には積極的に投資を実施していく方針を示しています。アルテア社におけるのれん及び固定資産の減損損失の計上も確認点です。投融資・事業審査委員会は12回、企業提携等審議会はM&A案件検討のため9回開催されています。
- EDINET原本 PDF 43ページ
- EDINET原本 PDF 48ページ
- EDINET原本 PDF 96ページ
確認しておきたいポイント
- 調味料・食品セグメントとヘルスケア等セグメントの売上推移
- 調味料・食品セグメントの販売増の内訳
- 営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動による支出の推移
- M&A案件への投資方針と実際の案件内容。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。確認対象は一時的な発生事象です。事業への影響も確認します。
- アルテア社に関する減損損失の計上内容。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。
まとめ
- 個別連結売上は1,583,719百万円、前期比3.5%増となり、経常利益は121,248百万円、前期は118,896百万円でした。
- 営業利益は199,412百万円、前期は113,968百万円、連結営業活動によるキャッシュ・フローは239,351百万円、前期は209,898百万円でした。
- 会社は、売上高について調味料・食品セグメント及びヘルスケア等セグメントの増収等を挙げ、調味料・食品セグメントでは販売増に触れています。
- 買収方針とアルテア社の減損は、当期業績の増減理由としてではなく、別に確認する論点として整理しています。