あみやき亭、連結売上高6.7%増も営業利益16.3%減 コスト増加が影響
株式会社 あみやき亭は2026年6月12日、第31期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)の有価証券報告書を提出しました。この記事では、増収と利益減少、セグメント別売上、店舗数、キャッシュ・フロー、設備投資や減損損失を整理します。
記事の要点
- 当連結会計年度は、売上高37,711百万円(前期比6.7%増)に対し、営業利益2,209百万円(前期比16.3%減)、経常利益2,344百万円(前期比14.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,270百万円(前期比26.8%減)でした。
- 会社は、増収となったものの、原材料価格の高騰、人件費の上昇、販売促進活動の強化に伴う費用増加などでコスト負担が増え、営業利益以下の各段階利益が減益になったとしています。
- 店舗数は、クーデションカンパニー株式会社の新規連結による24店舗と11店舗の新規出店などを経て、当連結会計年度末に310店舗となりました。
- セグメント別売上高は、焼肉事業21,979百万円(前期比1.7%減)、焼鳥事業3,918百万円(前期比5.8%増)、レストラン事業9,686百万円(前期比26.3%増)、その他の事業2,127百万円(前期比33.7%増)でした。
- 連結では、キャッシュ・フローは、営業活動で3,782百万円を獲得し、投資活動で814百万円、財務活動で1,224百万円を使用しました。
- 設備投資額は1,733百万円、減損損失は299百万円で、期末配当17円は2026年6月16日開催予定の定時株主総会の決議事項とされています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
利益減少に関する会社説明
当連結会計年度の売上高は37,711百万円で、前期比6.7%増でした。連結営業利益は2,209百万円で前期比16.3%減、経常利益は2,344百万円で前期比14.0%減でした。親会社株主に帰属する当期純利益は1,270百万円で、前期比26.8%減でした。会社は、各種施策の効果により売上高は前期を上回ったものの、原材料価格の高騰、人手不足を背景とした人件費の上昇、販売促進活動の強化に伴う費用増加などでコスト負担が増え、営業利益以下の各段階利益が減益になったとしています。業績の結果説明では、会社は物価高騰による原材料価格等の高止まり、人材確保難を背景とした人件費及び物流費の増加、販促活動費の増加により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が減少したと示しています。会社は、売上高経常利益率を収益性を表す経営指標として採用し、中長期的に15%を目指す一方、当連結会計年度はコスト上昇の影響等により6.2%(前期は7.7%)となったとしています。
増収下での営業利益率と売上高経常利益率の推移。
セグメント別業績
セグメント別売上と店舗数
焼肉事業の当連結会計年度末の店舗数は162店舗で、売上高は21,979百万円(前期比1.7%減)でした。焼鳥事業の当連結会計年度末の店舗数は52店舗で、売上高は3,918百万円(前期比5.8%増)でした。レストラン事業の当連結会計年度末の店舗数は71店舗で、売上高は9,686百万円(前期比26.3%増)でした。その他事業の当連結会計年度末の店舗数は25店舗で、売上高は2,127百万円(前期比33.7%増)でした。会社は、焼肉事業で商品メニューや品質の見直し、注文方法のDX化、オペレーション改善などに取り組み、既存店強化に努めたとしています。
焼肉事業の売上減とレストラン事業・その他事業の伸びの継続性。
事業の内容
事業構成とクーデションカンパニー
会社は、当連結会計年度に取得したクーデションカンパニー株式会社について、関西地区における営業基盤の強化と新たな業態の獲得を目的とし、調達力、商品開発力、店舗運営ノウハウとのシナジー創出を図る方針です。
次回以降は事業内容・関係会社の推移と内訳を確認します。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの変化
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は9,295百万円でした。連結営業活動の結果得られた資金は3,782百万円で、主に税金等調整前当期純利益2,089百万円などを反映したものです。投資活動の結果使用した資金は814百万円で、主に有形固定資産の取得による支出1,701百万円などを反映したものです。財務活動の結果使用した資金は1,224百万円で、主に配当金の支払額698百万円などを反映したものです。
営業活動で得た資金と投資・財務活動で使用した資金の内訳。
重要な事象
設備投資、減損損失、配当
当連結会計年度の設備投資では11店舗を新規出店し、設備投資額は1,733百万円でした。当連結会計年度は営業店舗13店舗の建物等について、減損損失299百万円を特別損失に計上しました。1株当たり配当額は34円00銭で、うち中間配当額は17円00銭です。2026年3月期の期末配当額17円は、2026年6月16日開催予定の定時株主総会の決議事項とされています。会社は、利益還元を重要課題と位置付け、業績に応じた増配や株式分割を検討する方針とし、新規出店や競争力強化のための設備投資などに内部留保を活用する考えを示しています。
設備投資1,733百万円と新規出店11店舗の次回以降の記載。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。 営業店舗13店舗の減損損失299百万円の追加計上状況。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。 1株当たり年間配当34円と設備投資資金の両立に関する次回方針。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。
開示内容の整理
連結業績
当連結会計年度の売上高は37,711百万円で、前期比6.7%増でした。連結営業利益は2,209百万円で前期比16.3%減、経常利益は2,344百万円で前期比14.0%減でした。親会社株主に帰属する当期純利益は1,270百万円で、前期比26.8%減でした。
- EDINET原本 PDF 17ページ
セグメント別売上と店舗数
焼肉事業の当連結会計年度末の店舗数は162店舗で、売上高は21,979百万円(前期比1.7%減)でした。焼鳥事業の当連結会計年度末の店舗数は52店舗で、売上高は3,918百万円(前期比5.8%増)でした。レストラン事業の当連結会計年度末の店舗数は71店舗で、売上高は9,686百万円(前期比26.3%増)でした。その他事業の当連結会計年度末の店舗数は25店舗で、売上高は2,127百万円(前期比33.7%増)でした。
- EDINET原本 PDF 17ページ
- EDINET原本 PDF 18ページ
事業構成とクーデションカンパニー
あみやき亭グループは、当社と連結子会社4社の5社で構成され、焼肉事業、焼鳥事業、レストラン事業、その他の事業の4事業を直営で展開しています。クーデションカンパニー株式会社は、京都府京都市、資本金9百万円、議決権所有割合100%の連結子会社です。
- EDINET原本 PDF 5ページ
- EDINET原本 PDF 7ページ
財政状態
当連結会計年度末の総資産は29,652百万円で、主な内訳は現金及び預金8,831百万円、有形固定資産11,232百万円でした。総負債は7,136百万円で、主な内訳は買掛金1,664百万円、未払金及び未払費用1,448百万円でした。純連結資産合計は22,516百万円で、主な内訳は利益剰余金17,612百万円でした。
- EDINET原本 PDF 18ページ
キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は9,295百万円でした。連結営業活動の結果得られた資金は3,782百万円で、主に税金等調整前当期純利益2,089百万円などを反映したものです。投資活動の結果使用した資金は814百万円で、主に有形固定資産の取得による支出1,701百万円などを反映したものです。財務活動の結果使用した資金は1,224百万円で、主に配当金の支払額698百万円などを反映したものです。
- EDINET原本 PDF 18ページ
設備投資、減損損失、配当
当連結会計年度の設備投資では11店舗を新規出店し、設備投資額は1,733百万円でした。当連結会計年度は営業店舗13店舗の建物等について、減損損失299百万円を特別損失に計上しました。1株当たり配当額は34円00銭で、うち中間配当額は17円00銭です。2026年3月期の期末配当額17円は、2026年6月16日開催予定の定時株主総会の決議事項とされています。
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 22ページ
- EDINET原本 PDF 30ページ
- EDINET原本 PDF 61ページ
確認しておきたいポイント
- 増収下での営業利益率と売上高経常利益率の推移
- 焼肉事業の売上減とレストラン事業・その他事業の伸びの継続性
- 次回以降は事業内容・関係会社の推移と内訳を確認します。
- 営業活動で得た資金と投資・財務活動で使用した資金の内訳
- 設備投資1,733百万円と新規出店11店舗の次回以降の記載。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。
- 営業店舗13店舗の減損損失299百万円の追加計上状況。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。
- 1株当たり年間配当34円と設備投資資金の両立に関する次回方針。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。
まとめ
- 今回の開示では、連結売上高37,711百万円(前期比6.7%増)と増収だった一方、営業利益2,209百万円(前期比16.3%減)、経常利益2,344百万円(前期比14.0%減)と利益面は減少しました。
- 会社は、原材料価格、人件費、物流費、販促活動費の増加を利益減少の説明に挙げており、連結売上高経常利益率は6.2%(前期7.7%)でした。
- セグメントでは焼肉事業が前期比1.7%減、レストラン事業が前期比26.3%増、その他事業が前期比33.7%増と、事業別の動きに差が出ています。
- クーデションカンパニーの新規連結による24店舗、設備投資1,733百万円、減損損失299百万円、配当方針は、次回以降の開示でも個別に追う論点です。