伊藤忠商事、連結売上0.7%増 C.P. Pokphand株式譲渡益を計上
連結では、個別では、伊藤忠商事株式会社が2026年6月12日に提出した有価証券報告書について、2025年4月1日から2026年3月31日までの業績、財政状態、キャッシュ・フロー、関係会社投資に係る損益、株主還元方針を整理します。
記事の要点
- 収益合計は前連結会計年度の14,724,234百万円に対し、当連結会計年度は14,823,087百万円でした。
- 個別経常利益は前事業年度の468,241百万円に対し、当事業年度は561,957百万円でした。
- 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の997,278百万円に対し、当連結会計年度は1,131,837百万円でした。
- 黒字会社比率は、前連結会計年度の91.6%から1.6ポイント上昇し、93.2%となりました。
- 関係会社投資に係る有価証券損益では、前連結会計年度に(株)デサント追加取得による子会社化に伴う評価益49,290百万円、当連結会計年度にC. P. Pokphand Co. Ltd.の全株式譲渡による売却益111,436百万円が示されています。
- 株主還元方針では、2026年度の1株当たり配当金を44円以上とし、自己株式取得は300,000百万円以上を予定するとしています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
業績の変化
収益合計は前連結会計年度14,724,234百万円、当連結会計年度14,823,087百万円でした。当期純利益は前連結会計年度933,015百万円、当連結会計年度937,458百万円でした。個別の営業利益は前事業年度35,457百万円、当事業年度32,873百万円でした。個別の経常利益は前事業年度468,241百万円、当事業年度561,957百万円でした。
収益合計と利益項目の並び。次回以降は連結売上・連結利益の推移を確認します。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
セグメント別業績
主な子会社及び持分法適用会社
事業会社損益は、前連結会計年度比9,300百万円減少の782,600百万円の利益となりました。黒字会社損益は前連結会計年度比11,800百万円減少の800,100百万円の利益、赤字会社損益は前連結会計年度比2,500百万円改善の17,600百万円の損失となりました。黒字会社比率は前連結会計年度の91.6%から1.6ポイント上昇の93.2%となりました。
黒字会社比率と事業会社損益の推移。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度997,278百万円、当連結会計年度1,131,837百万円でした。配当金の受取額は、前連結会計年度237,948百万円、当連結会計年度265,552百万円でした。
営業活動によるキャッシュ・フローと配当金の受取額。次回以降は連結営業CF・投資CF・財務CFの推移を確認します。
重要な事象
関係会社投資に係る損益
前連結会計年度の関係会社投資に係る有価証券損益は、主として繊維セグメントの(株)デサント追加取得による子会社化に伴う既保有持分の公正価値測定による評価益49,290百万円です。当連結会計年度の関係会社投資に係る有価証券損益では、C. P. Pokphand Co. Ltd.の全株式譲渡による売却益111,436百万円が示されています。
関係会社投資に係る有価証券損益の内訳。確認対象は一時的な発生事象です。事業への影響も確認します。
その他
経営方針
会社は、従来の中期経営計画に代えて、長期にわたって羅針盤とすべき経営方針「The Brand-new Deal」を定め、そのうえで1年間の利益計画、財務関連指標、株主還元を公表しているとしています。会社は、2026年5月に累進配当の方針を明確化し、2026年度の1株当たり配当金を44円以上、自己株式取得を300,000百万円以上予定する方針です。
累進配当と自己株式取得の実施状況。次回以降は開示項目の推移を確認します。
開示内容の整理
業績
収益合計は前連結会計年度14,724,234百万円、当連結会計年度14,823,087百万円でした。当期純利益は前連結会計年度933,015百万円、当連結会計年度937,458百万円でした。個別の営業利益は前事業年度35,457百万円、当事業年度32,873百万円でした。個別の経常利益は前事業年度468,241百万円、当事業年度561,957百万円でした。
- EDINET原本 PDF 126ページ
- EDINET原本 PDF 210ページ
主な子会社及び持分法適用会社
事業会社損益は、前連結会計年度比9,300百万円減少の782,600百万円の利益となりました。黒字会社損益は前連結会計年度比11,800百万円減少の800,100百万円の利益、赤字会社損益は前連結会計年度比2,500百万円改善の17,600百万円の損失となりました。黒字会社比率は前連結会計年度の91.6%から1.6ポイント上昇の93.2%となりました。
- EDINET原本 PDF 43ページ
財政状態
個別資産合計は前事業年度末5,144,474百万円、当事業年度末5,542,910百万円でした。純資産合計は前事業年度末1,748,190百万円、当事業年度末1,965,482百万円でした。
- EDINET原本 PDF 208ページ
- EDINET原本 PDF 209ページ
キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度997,278百万円、当連結会計年度1,131,837百万円でした。配当金の受取額は、前連結会計年度237,948百万円、当連結会計年度265,552百万円でした。
- EDINET原本 PDF 129ページ
関係会社投資に係る損益
前連結会計年度の関係会社投資に係る有価証券損益は、主として繊維セグメントの(株)デサント追加取得による子会社化に伴う既保有持分の公正価値測定による評価益49,290百万円です。当連結会計年度の関係会社投資に係る有価証券損益では、C. P. Pokphand Co. Ltd.の全株式譲渡による売却益111,436百万円が示されています。
- EDINET原本 PDF 196ページ
確認しておきたいポイント
- 収益合計と利益項目の並び。次回以降は連結売上・連結利益の推移を確認します。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
- 黒字会社比率と事業会社損益の推移
- 営業活動によるキャッシュ・フローと配当金の受取額。次回以降は連結営業CF・投資CF・財務CFの推移を確認します。
- 関係会社投資に係る有価証券損益の内訳。確認対象は一時的な発生事象です。事業への影響も確認します。
- 累進配当と自己株式取得の実施状況。次回以降は開示項目の推移を確認します。
まとめ
- 今回の書類では、収益合計14,823,087百万円、当期純利益937,458百万円、個別の経常利益561,957百万円を、それぞれ前連結会計年度または前事業年度の数値と並べて確認する内容です。
- 黒字会社比率は93.2%となり、事業会社損益は782,600百万円の利益でした。会社数の構成と損益額は分けて見る必要があります。
- (株)デサント追加取得による子会社化に伴う評価益49,290百万円やC. P. Pokphand Co. Ltd.の全株式譲渡による売却益111,436百万円は、関係会社投資に係る有価証券損益の別論点として扱う項目です。
- 経営方針「The Brand-new Deal」と累進配当、2026年度の1株当たり配当金44円以上、自己株式取得300,000百万円以上の予定は、業績数値とは切り分けて確認する方針面の論点です。