ギグワークス、連結売上高3.5%増 Windows入替需要と直接取引拡大が寄与
ギグワークス株式会社が2026年6月11日に提出した半期報告書について、2025年11月1日から2026年4月30日までの中間連結会計期間の業績、セグメント、財政状態、キャッシュ・フロー、株式会社spacetimes取得を整理します。
記事の要点
- 売上高は11,451百万円で前年同期比3.5%増、営業利益は290百万円で前中間連結会計期間の370百万円の損失から利益計上となりました。
- 経常利益は88百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は9百万円で前年同期比91.9%減となり、暗号資産評価損209百万円を営業外費用として計上しています。
- オンデマンドエコノミー事業は売上高5,956百万円で前年同期比18.3%増、セグメント利益419百万円で同40.1%増となりました。
- Web3サービス事業は売上高272百万円で前年同期比650.5%増、セグメント利益45百万円で前中間連結会計期間の371百万円の損失から利益計上となりました。
- 連結営業活動によるキャッシュ・フローは203百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは458百万円の支出で、現金及び現金同等物の中間期末残高は2,221百万円となりました。
- 株式会社spacetimesの株式取得により同社を連結範囲に含め、のれん257百万円を当中間連結会計期間に計上しています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
全社業績
当中間連結会計期間の売上高は11,451百万円で、前年同期比3.5%増でした。営業利益は290百万円で、前中間連結会計期間は370百万円の損失でした。経常利益は88百万円で、前中間連結会計期間は475百万円の損失でした。親会社株主に帰属する中間純利益は9百万円で、前年同期比91.9%減でした。会社は、暗号資産相場の変動による暗号資産評価損209百万円を営業外費用として計上し、保有する暗号資産を中間連結会計期間末日の市場価格に基づいて評価替えしたことによるものとしています。
連結営業利益290百万円と経常利益88百万円の差の内訳。
セグメント別業績
セグメント別の動き
当中間連結会計期間より、2025年4月1日に日本直販株式会社の全株式を譲渡して連結範囲から除外したことに伴い、「デジタルマーケティング事業」の区分を廃止しています。オンデマンドエコノミー事業の売上高は5,956百万円で前年同期比18.3%増、セグメント利益は419百万円で同40.1%増でした。Web3サービス事業の売上高は272百万円で前年同期比650.5%増、セグメント利益は45百万円で、前中間連結会計期間は371百万円の損失でした。システムソリューション事業の売上高は2,820百万円で前年同期比24.9%増、セグメント利益は450百万円で同32.2%増でした。シェアリングエコノミー事業の売上高は2,830百万円で前年同期比1.2%増、セグメント利益は184百万円で同27.3%減でした。会社は、全国で2,812人のユニークワーカーが稼働し、フィールドサービスでWindows入替需要、GIGAスクール関連案件、調査案件、タブレットPOS関連案件を取り込んだほか、直接取引の拡大が収益拡大に寄与したと説明しています。会社は、企業におけるAI人材育成ニーズの高まりを背景に、AI人材育成を目的とした研修の企画・コンサルティング、研修プログラムの開発・提供に取り組み、収益に寄与したとしています。会社は、受託開発業務とシステムエンジニアリングサービスでパートナーとの協業体制によるプロジェクト拡大・推進が継続し、複数の請負案件を受注したことにより、売上高と利益面が伸長したとしています。会社は、THE HUBの運営拠点数が81拠点、利用可能なワークスペースが1,800か所へ拡大し、Webマーケティング強化により会員数が26,800に増加したとしています。
Web3サービス事業のAI人材育成関連収益と暗号資産関連損益の切り分け。次回以降はセグメント別売上・利益の推移を確認します。 シェアリングエコノミー事業の会員数増加とセグメント利益率。
キャッシュフロー
投資活動による支出
現金及び現金同等物の中間期末残高は2,221百万円で、前連結会計年度末に比べ287百万円減少しました。営業活動の結果得られた資金は203百万円で、前中間連結会計期間は305百万円の支出でした。投資活動の結果支出した資金は458百万円で、前中間連結会計期間は991百万円の収入でした。財務活動の結果支出した資金は31百万円で、前中間連結会計期間は217百万円の支出でした。会社は、投資活動による資金支出について、主として連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出238百万円、無形固定資産の取得による支出137百万円、有形固定資産の取得による支出95百万円を計上したこと等によるものとしています。
投資活動による458百万円の支出と現金及び現金同等物残高の推移。
重要な事象
spacetimes取得
2025年12月29日開催の取締役会で株式会社spacetimesの株式取得を決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しています。企業結合日は2025年12月29日、みなし取得日は2026年1月31日で、取得した議決権比率は51.6%です。被取得企業の業績は、2026年2月1日から2026年4月30日まで連結財務諸表に含まれています。取得原価は258百万円、発生したのれんは257百万円で、10年間にわたり均等償却します。会社は、spacetimesがエンターテインメント事業に精通し、イベント・コンサートとコラボレーションした企画・運営・プロデュースに定評があるとしたうえで、Green Lightとのシナジーを見込めると判断したため株式取得を決定したとしています。
spacetimesの連結業績期間とのれん償却の次期以降の表示。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。確認対象は一時的な発生事象です。事業への影響も確認します。
開示内容の整理
全社業績
当中間連結会計期間の売上高は11,451百万円で、前年同期比3.5%増でした。営業利益は290百万円で、前中間連結会計期間は370百万円の損失でした。経常利益は88百万円で、前中間連結会計期間は475百万円の損失でした。親会社株主に帰属する中間純利益は9百万円で、前年同期比91.9%減でした。
- EDINET原本 PDF 3ページ
セグメント別の動き
当中間連結会計期間より、2025年4月1日に日本直販株式会社の全株式を譲渡して連結範囲から除外したことに伴い、「デジタルマーケティング事業」の区分を廃止しています。オンデマンドエコノミー事業の売上高は5,956百万円で前年同期比18.3%増、セグメント利益は419百万円で同40.1%増でした。Web3サービス事業の売上高は272百万円で前年同期比650.5%増、セグメント利益は45百万円で、前中間連結会計期間は371百万円の損失でした。システムソリューション事業の売上高は2,820百万円で前年同期比24.9%増、セグメント利益は450百万円で同32.2%増でした。シェアリングエコノミー事業の売上高は2,830百万円で前年同期比1.2%増、セグメント利益は184百万円で同27.3%減でした。
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 4ページ
財政状態
総資産は前連結会計年度末比73百万円増の7,885百万円となりました。固定資産は前連結会計年度末比281百万円増の2,531百万円で、主としてのれんが243百万円増加したこと等によります。負債合計は前連結会計年度末比93百万円増の5,107百万円、純資産合計は同19百万円減の2,777百万円でした。自己資本比率は前連結会計年度末比0.5ポイント増の34.1%でした。
- EDINET原本 PDF 4ページ
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の中間期末残高は2,221百万円で、前連結会計年度末に比べ287百万円減少しました。営業活動の結果得られた資金は203百万円で、前中間連結会計期間は305百万円の支出でした。投資活動の結果支出した資金は458百万円で、前中間連結会計期間は991百万円の収入でした。財務活動の結果支出した資金は31百万円で、前中間連結会計期間は217百万円の支出でした。
- EDINET原本 PDF 4ページ
spacetimes取得
2025年12月29日開催の取締役会で株式会社spacetimesの株式取得を決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しています。企業結合日は2025年12月29日、みなし取得日は2026年1月31日で、取得した議決権比率は51.6%です。被取得企業の業績は、2026年2月1日から2026年4月30日まで連結財務諸表に含まれています。取得原価は258百万円、発生したのれんは257百万円で、10年間にわたり均等償却します。
- EDINET原本 PDF 5ページ
- EDINET原本 PDF 19ページ
リスクと課題の変更有無
当中間連結会計期間において、事業等のリスクについて重要な変更はないとされています。事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はないとされています。
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- EDINET原本 PDF 5ページ
確認しておきたいポイント
- 連結営業利益290百万円と経常利益88百万円の差の内訳
- Web3サービス事業のAI人材育成関連収益と暗号資産関連損益の切り分け。次回以降はセグメント別売上・利益の推移を確認します。
- シェアリングエコノミー事業の会員数増加とセグメント利益率
- 投資活動による458百万円の支出と現金及び現金同等物残高の推移
- spacetimesの連結業績期間とのれん償却の次期以降の表示。次回以降は一時的な発生事象の推移を確認します。確認対象は一時的な発生事象です。事業への影響も確認します。
まとめ
- 今回の半期では、連結売上高11,451百万円で前年同期比3.5%増、営業利益290百万円と全社では営業黒字化が示されました。
- 一方で、暗号資産評価損209百万円を営業外費用に計上し、親会社株主に帰属する中間純利益は9百万円で前年同期比91.9%減となりました。
- セグメントではオンデマンドエコノミー、Web3サービス、システムソリューションが増収となる一方、シェアリングエコノミーは増収ながらセグメント利益が27.3%減となりました。
- spacetimes取得では、取得原価258百万円、のれん257百万円、10年間の均等償却が示され、当中間期には2026年2月1日から2026年4月30日までの業績が連結されています。