三井物産、連結売上4.6%減 減損損失22,211百万円を注記
三井物産株式会社が2026年6月12日に提出した有価証券報告書について、個別連結売上、利益、財政状態、キャッシュ・フロー、セグメント開示、減損損失、資本配分方針を整理します。
記事の要点
- 当期の連結売上は13,995,222百万円で、前期の14,662,620百万円から減少しました。
- 個別経常利益は639,093百万円で、前期の686,364百万円から減少しました。
- 当期末の個別総資産は9,290,602百万円、純資産は2,811,503百万円となり、いずれも前期末から増加しました。
- 連結営業活動によるキャッシュ・フローは952,912百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは26,896百万円でした。
- 同社はIFRS第8号の開示にあたり、事業領域の性質に基づく7つの事業別セグメントに分類しています。
- 当連結会計年度の持分法適用会社宛投資の減損損失計上額は22,211百万円で、有価証券損益に計上されています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
業績の変化
当期の連結売上は13,995,222百万円で、前期の14,662,620百万円から減少しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は833,971百万円で、前期の900,342百万円から減少しました。個別経常利益は639,093百万円で、前期の686,364百万円から減少しました。
売上と親会社所有者帰属当期利益の差の推移。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
財政状態
財政状態の変化
当期末の個別総資産は9,290,602百万円で、前期末の8,030,668百万円から増加しました。当期末の個別純資産は2,811,503百万円で、前期末の2,584,866百万円から増加しました。ネット有利子負債比率は、前連結会計年度末の0.44倍から当連結会計年度末は0.47倍となりました。
総資産、純資産、ネット有利子負債比率の組み合わせ。次回以降は連結総資産・連結純資産の推移を確認します。確認対象は連結総資産・連結純資産です。事業別の変化も確認します。
キャッシュフロー
基礎営業キャッシュ・フローの算定
連結営業活動によるキャッシュ・フローは952,912百万円で、前期の1,017,518百万円から減少しました。連結財務活動によるキャッシュ・フローは26,896百万円で、前期のマイナス749,602百万円から増加しました。会社は、基礎営業キャッシュ・フローを、営業活動によるキャッシュ・フローから営業活動に係る資産・負債の増減の合計を控除し、さらに財務活動によるキャッシュ・フローのリース負債返済支出を控除して算定しています。
次回以降は連結営業CF・投資CF・財務CFの推移と内訳を確認します。
セグメント別業績
セグメントと販売状況
同社は、経営資源の配分に関する意思決定や業績評価の方法、取扱商品またはサービス等を勘案し、7つの事業別セグメントに分類しています。各オペレーティング・セグメントでは、仕入高と売上高との差額、成約高と売上高との差額がいずれも売上高に比べ僅少であるため、記載を省略しています。会社は、総合商社を中心とした事業活動で受注生産形態をとらない事業が多いため、生産、受注及び販売の状況に替えて、仕入、成約及び売上の状況としているとしています。
7つの事業別セグメントごとの収益と利益の内訳。
重要な事象
減損損失と重要契約
前連結会計年度及び当連結会計年度の持分法適用会社宛投資の減損損失計上額は、それぞれ24,237百万円及び22,211百万円で、有価証券損益に計上されています。重要な契約等について、事業上の依存度が著しく大きい契約や、事業活動に著しい拘束を受ける契約などはないとされています。
持分法適用会社宛投資の減損損失計上額。
ガバナンス
株主還元の方針
会社は、再現性の高いキャッシュ創出力の水準に基づく配当を基本方針とし、自己株式取得も機動的に行っているとしています。
配当と自己株式取得を含む株主還元の水準。
開示内容の整理
業績
当期の連結売上は13,995,222百万円で、前期の14,662,620百万円から減少しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は833,971百万円で、前期の900,342百万円から減少しました。個別経常利益は639,093百万円で、前期の686,364百万円から減少しました。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 168ページ
- EDINET原本 PDF 171ページ
- EDINET原本 PDF 250ページ
財政状態
当期末の個別総資産は9,290,602百万円で、前期末の8,030,668百万円から増加しました。当期末の個別純資産は2,811,503百万円で、前期末の2,584,866百万円から増加しました。ネット有利子負債比率は、前連結会計年度末の0.44倍から当連結会計年度末は0.47倍となりました。
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- EDINET原本 PDF 200ページ
- EDINET原本 PDF 248ページ
- EDINET原本 PDF 249ページ
- EDINET原本 PDF 251ページ
- EDINET原本 PDF 252ページ
キャッシュ・フロー
連結営業活動によるキャッシュ・フローは952,912百万円で、前期の1,017,518百万円から減少しました。連結財務活動によるキャッシュ・フローは26,896百万円で、前期のマイナス749,602百万円から増加しました。
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- EDINET原本 PDF 172ページ
- EDINET原本 PDF 173ページ
セグメントと販売状況
同社は、経営資源の配分に関する意思決定や業績評価の方法、取扱商品またはサービス等を勘案し、7つの事業別セグメントに分類しています。各オペレーティング・セグメントでは、仕入高と売上高との差額、成約高と売上高との差額がいずれも売上高に比べ僅少であるため、記載を省略しています。
- EDINET原本 PDF 5ページ
- EDINET原本 PDF 57ページ
減損損失と重要契約
前連結会計年度及び当連結会計年度の持分法適用会社宛投資の減損損失計上額は、それぞれ24,237百万円及び22,211百万円で、有価証券損益に計上されています。重要な契約等について、事業上の依存度が著しく大きい契約や、事業活動に著しい拘束を受ける契約などはないとされています。
- EDINET原本 PDF 79ページ
- EDINET原本 PDF 189ページ
確認しておきたいポイント
- 売上と親会社所有者帰属当期利益の差の推移。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
- 総資産、純資産、ネット有利子負債比率の組み合わせ。次回以降は連結総資産・連結純資産の推移を確認します。確認対象は連結総資産・連結純資産です。事業別の変化も確認します。
- 次回以降は連結営業CF・投資CF・財務CFの推移と内訳を確認します。
- 7つの事業別セグメントごとの収益と利益の内訳
- 持分法適用会社宛投資の減損損失計上額
- 配当と自己株式取得を含む株主還元の水準
まとめ
- 当期は、連結売上が13,995,222百万円、親会社所有者帰属当期利益が833,971百万円となり、いずれも前期から減少しました。
- 財政状態では、個別連結総資産が9,290,602百万円、純資産が2,811,503百万円へ増加し、ネット有利子負債比率は0.47倍となりました。
- キャッシュ・フローでは、連結営業活動によるキャッシュ・フローが952,912百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが26,896百万円でした。
- 業績数値とは別に、22,211百万円の減損損失計上、中期経営計画2029、自己株式取得を含む株主還元方針が次回以降の確認対象になります。