三菱商事、連結売上1.6%増 減損損失53,193百万円を注記
三菱商事株式会社は2026年6月12日、有価証券報告書を提出しました。この記事では、個別連結売上、利益、財政状態、キャッシュ・フロー、減損戻入に関する記載を整理します。
記事の要点
- 当期の連結売上は、前期の18,617,601百万円から18,915,995百万円となりました。
- 親会社の所有者に帰属する当期純利益は、前期の950,709百万円から800,460百万円となりました。
- 当期末の個別総資産額は、前期末の8,451,015百万円から8,810,980百万円となり、純資産額は前期末の4,003,580百万円から3,427,447百万円となりました。
- 連結営業活動によるキャッシュ・フローは、前期の1,658,349百万円から1,490,041百万円となりました。
- 過年度に認識した減損損失の一部の戻入れについて、持分法による投資損益を通じて53,193百万円を計上した旨が注記されています。
- 事業は複数の営業グループに区分され、各事業部門と直轄の関係会社により推進されているとされています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
売上と利益
当期の連結売上は、前期の18,617,601百万円から18,915,995百万円となりました。個別経常利益は、前期の818,331百万円から792,974百万円となりました。親会社の所有者に帰属する当期純利益は、前期の950,709百万円から800,460百万円となりました。会社は、1バレル当たりの原油価格が1米ドル変動すると、当期純利益は主に持分法による投資損益を通じて年間2,400百万円増減すると試算しています。
売上の増加と利益減少の組み合わせの推移。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。 原油価格の変動と当期純利益への反映時期。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの変化
連結営業活動によるキャッシュ・フローは、前期の1,658,349百万円から1,490,041百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローの水準。
重要な事象
減損戻入の注記
当連結会計年度では、過年度に認識した減損損失の一部の戻入れとして53,200百万円を持分法による投資損益を通じて計上したとされています。関連する注記では、過年度に認識した減損損失の一部の戻入れを持分法による投資損益を通じて53,193百万円計上していると記載されています。会社は、商品市況の長期的な低迷又は上昇が想定される場合、有形固定資産や持分法で会計処理される投資などの減損及び減損戻入を通じて業績に影響を与える可能性があるとしています。
減損損失の戻入れの計上額と対象投資。
その他
IFRS第18号への対応
会社は、IFRS第18号の適用により連結営業利益を含む新たな小計表示やMPMなどの新たな開示が求められる一方、影響は検討中としています。
IFRS第18号適用による表示と開示の変更内容。次回以降は開示項目の推移を確認します。
開示内容の整理
売上と利益
当期の連結売上は、前期の18,617,601百万円から18,915,995百万円となりました。個別経常利益は、前期の818,331百万円から792,974百万円となりました。親会社の所有者に帰属する当期純利益は、前期の950,709百万円から800,460百万円となりました。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 122ページ
- EDINET原本 PDF 124ページ
- EDINET原本 PDF 146ページ
- EDINET原本 PDF 186ページ
- EDINET原本 PDF 224ページ
財政状態
当期末の個別総資産額は、前期末の8,451,015百万円から8,810,980百万円となりました。当期末の個別純資産額は、前期末の4,003,580百万円から3,427,447百万円となりました。
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 222ページ
- EDINET原本 PDF 223ページ
- EDINET原本 PDF 225ページ
- EDINET原本 PDF 226ページ
キャッシュ・フロー
連結営業活動によるキャッシュ・フローは、前期の1,658,349百万円から1,490,041百万円となりました。
- EDINET原本 PDF 2ページ
- EDINET原本 PDF 125ページ
事業区分と関係会社
同社は取扱商品又はサービスの内容に応じて事業を複数の営業グループに区分しています。各事業は、各事業部門及びその直轄の関係会社により推進され、連結子会社833社、持分法適用会社349社が示されています。
- EDINET原本 PDF 5ページ
減損戻入の注記
当連結会計年度では、過年度に認識した減損損失の一部の戻入れとして53,200百万円を持分法による投資損益を通じて計上したとされています。関連する注記では、過年度に認識した減損損失の一部の戻入れを持分法による投資損益を通じて53,193百万円計上していると記載されています。
- EDINET原本 PDF 33ページ
- EDINET原本 PDF 245ページ
確認しておきたいポイント
- 売上の増加と利益減少の組み合わせの推移。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
- 営業活動によるキャッシュ・フローの水準
- 減損損失の戻入れの計上額と対象投資
- 原油価格の変動と当期純利益への反映時期。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
- IFRS第18号適用による表示と開示の変更内容。次回以降は開示項目の推移を確認します。
まとめ
- 連結売上は当期800,460百万円でした(前期から変化しました)。
- 財政状態では総資産額が8,810,980百万円、純資産額が3,427,447百万円となり、個別連結営業活動によるキャッシュ・フローは1,490,041百万円でした。
- 減損損失の一部戻入れは持分法による投資損益を通じた計上として注記されており、商品市況や投資評価に関する記載とあわせて読む論点です。