巴工業、連結売上高1.5%減 化学工業製品販売が伸び悩み
巴工業株式会社が2026年6月12日に提出した半期報告書について、2025年11月1日から2026年4月30日までの連結業績、セグメント、財政状態、キャッシュ・フロー、中期経営計画の記載を整理します。
記事の要点
- 当中間期の連結売上高は30,849百万円で、前年同期比1.5%減でした。
- 経常利益は3,794百万円で前年同期比1.8%増、親会社株主に帰属する中間純利益は、星際塑料(深圳)有限公司の清算完了に伴う為替換算調整勘定取崩益と政策保有株式の売却益計上により2,793百万円、前年同期比8.9%増でした。
- セグメント別では、機械製造販売事業の売上高が8,840百万円、化学工業製品販売事業の売上高が22,008百万円でした。
- 当中間連結会計期間末の資産は56,964百万円、純資産は43,821百万円となりました。
- 営業活動によるキャッシュ・フローは1,032百万円の収入となり、前年同中間連結会計期間の1,179百万円の支出から収入に転じました。
- 会社は、新たな中期経営計画のもとで、製商品・サービスの提供による収益創出と社会的課題解決への取組みを基本方針に掲げています。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
売上高の説明
当中間期の連結売上高は30,849百万円で、前中間期の31,316百万円から前年同期比1.5%減でした。連結営業利益は3,703百万円で、前年同期比0.2%減でした。連結経常利益は3,794百万円で、前年同期比1.8%増でした。親会社株主に帰属する中間純利益は2,793百万円で、前年同期比8.9%増でした。会社は、連結売上高について、化学工業製品販売事業の販売が伸び悩んだため前年同期比1.5%減の30,849百万円になったとしています。会社は、両事業で営業活動における連結売上総利益率は改善したものの、人件費を中心に販管費が増加したため営業利益は前年同期比0.2%減となり、営業外収益の増加により経常利益は前年同期比1.8%増になったとしています。会社は、親会社株主に帰属する中間純利益について、星際塑料(深圳)有限公司の清算完了に伴う為替換算調整勘定取崩益と政策保有株式の売却益計上により前年同期比8.9%増の2,793百万円になったとしています。
化学工業製品販売事業の販売動向と連結売上高への表れ方。次回以降は連結売上・連結利益の推移を確認します。
セグメント別業績
セグメント別の動き
機械製造販売事業の連結売上高は、前年同期比ほぼ横ばいの8,840百万円でした。機械製造販売事業の連結営業利益は1,873百万円で、前年同期比0.7%減でした。化学工業製品販売事業の売上高は22,008百万円で、前年同期比2.1%減少しました。化学工業製品販売事業の連結営業利益は1,829百万円で、前年同期比0.2%増加しました。会社は、機械製造販売事業について、国内民需向け部品・修理や海外向け機械および装置・工事の販売低調を、国内官需向けの販売全般と海外向け部品・修理の販売好調が補ったとしています。会社は、化学工業製品販売事業について、工業材料関連や複数用途向け材料の販売が堅調だった一方、鉱産関連の樹脂向け添加剤が大幅減となり、星際塑料(深圳)有限公司の清算完了の影響もあったとしています。
機械製造販売事業で国内官需向けと海外向け部品・修理が補った構図の継続性。 化学工業製品販売事業の鉱産関連と半導体関連用途の内訳。
財政状態
資産と純資産の動き
当中間連結会計期間末の資産は56,964百万円で、前連結会計年度末比578百万円増加しました。負債は13,143百万円で、前連結会計年度末比505百万円減少しました。純資産は43,821百万円で、前連結会計年度末比1,084百万円増加しました。自己資本比率は76.9%で、前連結会計年度末比1.1ポイント上昇しました。会社は、資産について現金及び預金並びに商品及び製品が減少した一方、受取手形、売掛金及び契約資産並びに電子記録債権の増加等で増加し、純資産について自己株式取得による減少を中間純利益計上に伴う利益剰余金の増加等が上回ったとしています。
受取手形、売掛金及び契約資産並びに電子記録債権の増加額。次回以降は連結総資産・連結純資産の推移を確認します。
キャッシュフロー
営業活動による資金の増加
現金及び現金同等物の中間期末残高は12,175百万円でした。連結営業活動によるキャッシュ・フローは1,032百万円の収入でした。連結投資活動によるキャッシュ・フローは463百万円の支出でした。連結財務活動によるキャッシュ・フローは1,978百万円の支出でした。会社は、営業活動による資金の増加について、売上債権及び契約資産の増加、賞与引当金の減少、法人税等の支払があったものの、税金等調整前中間純利益と棚卸資産の減少などによる資金の増加が上回ったとしています。会社は、財務活動による資金の減少について、配当金の支払額1,077百万円および自己株式の取得による支出899百万円等によるものとしています。
営業活動によるキャッシュ・フローの収入化に関係した運転資本項目。 配当金支払と自己株式取得による財務活動支出の規模。次回以降は連結営業CF・投資CF・財務CFの推移を確認します。
その他
中期経営計画の方針
会社は、新たな中期経営計画「Create The New Future〜新たな未来の創造〜」のもと、経営資源の有効活用と付加価値の高い製商品・サービスの提供による収益創出、社会的課題解決への取組みを基本方針としています。
中期経営計画の方針が事業別施策や財務数値にどう整理されるか。次回以降は開示項目の推移を確認します。
開示内容の整理
連結業績
当中間期の連結売上高は30,849百万円で、前中間期の31,316百万円から前年同期比1.5%減でした。連結営業利益は3,703百万円で、前年同期比0.2%減でした。連結経常利益は3,794百万円で、前年同期比1.8%増でした。親会社株主に帰属する中間純利益は2,793百万円で、前年同期比8.9%増でした。
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セグメント別の動き
機械製造販売事業の連結売上高は、前年同期比ほぼ横ばいの8,840百万円でした。機械製造販売事業の連結営業利益は1,873百万円で、前年同期比0.7%減でした。化学工業製品販売事業の売上高は22,008百万円で、前年同期比2.1%減少しました。化学工業製品販売事業の連結営業利益は1,829百万円で、前年同期比0.2%増加しました。
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財政状態
当中間連結会計期間末の資産は56,964百万円で、前連結会計年度末比578百万円増加しました。負債は13,143百万円で、前連結会計年度末比505百万円減少しました。純資産は43,821百万円で、前連結会計年度末比1,084百万円増加しました。自己資本比率は76.9%で、前連結会計年度末比1.1ポイント上昇しました。
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キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の中間期末残高は12,175百万円でした。連結営業活動によるキャッシュ・フローは1,032百万円の収入でした。連結投資活動によるキャッシュ・フローは463百万円の支出でした。連結財務活動によるキャッシュ・フローは1,978百万円の支出でした。
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事業内容と連結範囲
当中間連結会計期間において、同社グループの事業内容に重要な変更はありませんでした。TOMOEKOGYO ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITEDを新規設立して連結の範囲に含め、星際塑料(深圳)有限公司は清算結了により連結の範囲から除外しました。
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リスクと重要事象
事業の状況や経理の状況等に関して投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生はなく、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありませんでした。重要事象等は存在していません。
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重要な契約等
当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありませんでした。
- EDINET原本 PDF 5ページ
確認しておきたいポイント
- 化学工業製品販売事業の販売動向と連結売上高への表れ方。次回以降は連結売上・連結利益の推移を確認します。
- 機械製造販売事業で国内官需向けと海外向け部品・修理が補った構図の継続性
- 化学工業製品販売事業の鉱産関連と半導体関連用途の内訳
- 受取手形、売掛金及び契約資産並びに電子記録債権の増加額。次回以降は連結総資産・連結純資産の推移を確認します。
- 営業活動によるキャッシュ・フローの収入化に関係した運転資本項目
- 配当金支払と自己株式取得による財務活動支出の規模。次回以降は連結営業CF・投資CF・財務CFの推移を確認します。
- 中期経営計画の方針が事業別施策や財務数値にどう整理されるか。次回以降は開示項目の推移を確認します。
まとめ
- 当中間期は連結売上高が30,849百万円で前年同期比1.5%減となる一方、経常利益は3,794百万円で前年同期比1.8%増でした。
- セグメントでは、機械製造販売事業が売上高8,840百万円でほぼ横ばい、化学工業製品販売事業が22,008百万円で前年同期比2.1%減となりました。
- 財政状態では資産が56,964百万円、純資産が43,821百万円となり、連結営業活動によるキャッシュ・フローは1,032百万円の収入でした。
- 会社は新たな中期経営計画を掲げており、これは当中間期の業績要因ではなく、次回以降の施策や数値との対応を分けて見る論点です。