リクルートHD、連結売上3.9%増 米国は採用需要停滞下で平均単価成長率17%
株式会社リクルートホールディングスの有価証券報告書について、連結の売上と利益、セグメント別の動き、資金関連の記載を整理します。
記事の要点
- 当連結会計年度の売上は3.9%増の3,697,300百万円となり、HRテクノロジー事業、人材派遣事業、マーケティング・マッチング・テクノロジー事業のすべてが増収でした。
- 当連結会計年度の営業利益は28.5%増の630,500百万円、当期利益は21.7%増の496,600百万円でした。
- HRテクノロジー事業は、連結売上が6.3%増の1,458,400百万円、米ドルベース売上が7.6%増の96.7億ドルでした。
- 米国の連結売上は、採用需要が停滞する中、米国平均単価成長率が17%となった結果、7.6%増の801,600百万円でした。
- マーケティング・マッチング・テクノロジー事業は、美容を含むライフスタイル領域がけん引し、連結売上が4.7%増の564,600百万円でした。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
米国の採用需要と単価
当連結会計年度の売上は3.9%増の3,697,300百万円でした。当連結会計年度の営業利益は28.5%増の630,500百万円でした。連結では、税引前当期利益は22.3%増の644,600百万円、当期利益は21.7%増の496,600百万円でした。EBITDA+Sマージンは21.5%、EBITDA+Sは17.0%増の794,300百万円でした。会社は、HRテクノロジー事業の米国連結売上について、採用需要が停滞する中でマネタイゼーションの進化により米国平均単価成長率が17%となった結果、7.6%増の801,600百万円になったとしています。
次回以降は連結売上・連結利益の推移と内訳を確認します。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
セグメント別業績
美容を含むライフスタイル領域
HRテクノロジー事業は、当連結会計年度の売上が6.3%増の1,458,400百万円、米ドルベース売上が7.6%増の96.7億ドルでした。米国の連結売上は、採用需要が停滞する中、米国平均単価成長率が17%となった結果、7.6%増の801,600百万円、米ドルベースで8.8%増の53.1億ドルでした。欧州及びその他の連結売上は17.8%増の308,500百万円、米ドルベースで19.2%増の20.4億ドルでした。日本の連結売上は4.6%減の348,200百万円、米ドルベースで3.2%減の23.1億ドルでした。人材派遣事業は、当連結会計年度の売上が2.2%増の1,703,400百万円でした。マーケティング・マッチング・テクノロジー事業は、当連結会計年度の売上が4.7%増の564,600百万円でした。ライフスタイル領域の連結売上は6.6%増の293,800百万円、住宅領域の売上は4.5%増の156,900百万円、その他の領域の売上は0.2%増の113,800百万円でした。会社は、マーケティング・マッチング・テクノロジー事業の売上について、美容を含むライフスタイル領域がけん引したとしています。
米国売上と米国平均単価成長率の推移。 ライフスタイル領域とGMV連動モデルの反映。
キャッシュフロー
資金使途
連結営業活動によるキャッシュ・フローは669,431百万円でした。連結投資活動によるキャッシュ・フローは△49,742百万円でした。自己株式の取得による支出は678,754百万円でした。会社は、運転資金、法人税の支払い、各セグメントのM&Aや資産取得、設備投資、借入返済、配当、自己株式取得等に資金を充当するとしています。
営業活動によるキャッシュ・フローと自己株式取得による支出の水準。
開示内容の整理
連結業績
当連結会計年度の売上は3.9%増の3,697,300百万円でした。当連結会計年度の営業利益は28.5%増の630,500百万円でした。連結では、税引前当期利益は22.3%増の644,600百万円、当期利益は21.7%増の496,600百万円でした。EBITDA+Sマージンは21.5%、EBITDA+Sは17.0%増の794,300百万円でした。
- EDINET原本 PDF 59ページ
セグメント
HRテクノロジー事業は、当連結会計年度の売上が6.3%増の1,458,400百万円、米ドルベース売上が7.6%増の96.7億ドルでした。米国の連結売上は、採用需要が停滞する中、米国平均単価成長率が17%となった結果、7.6%増の801,600百万円、米ドルベースで8.8%増の53.1億ドルでした。欧州及びその他の連結売上は17.8%増の308,500百万円、米ドルベースで19.2%増の20.4億ドルでした。日本の連結売上は4.6%減の348,200百万円、米ドルベースで3.2%減の23.1億ドルでした。人材派遣事業は、当連結会計年度の売上が2.2%増の1,703,400百万円でした。マーケティング・マッチング・テクノロジー事業は、当連結会計年度の売上が4.7%増の564,600百万円でした。ライフスタイル領域の連結売上は6.6%増の293,800百万円、住宅領域の売上は4.5%増の156,900百万円、その他の領域の売上は0.2%増の113,800百万円でした。
- EDINET原本 PDF 59ページ
- EDINET原本 PDF 60ページ
財政状態
個別資産合計は1,607,077百万円でした。純資産合計は735,524百万円でした。
- EDINET原本 PDF 202ページ
- EDINET原本 PDF 203ページ
キャッシュ・フロー
連結営業活動によるキャッシュ・フローは669,431百万円でした。連結投資活動によるキャッシュ・フローは△49,742百万円でした。自己株式の取得による支出は678,754百万円でした。
- EDINET原本 PDF 158ページ
事業内容
人材派遣事業は、日本並びに欧州、米国及び豪州で構成され、事務職派遣、製造業務・軽作業派遣及び各種専門職派遣等の人材派遣サービスを提供しています。マーケティング・マッチング・テクノロジー事業は、美容・旅行・飲食、SaaS、住宅、自動車、結婚、教育等の領域で構成されています。
- EDINET原本 PDF 12ページ
確認しておきたいポイント
- 次回以降は連結売上・連結利益の推移と内訳を確認します。確認対象は連結売上・連結利益です。事業別の変化も確認します。
- 米国売上と米国平均単価成長率の推移
- ライフスタイル領域とGMV連動モデルの反映
- 営業活動によるキャッシュ・フローと自己株式取得による支出の水準
まとめ
- 連結では、売上が3.9%増の3,697,300百万円、営業利益が28.5%増の630,500百万円でした。
- HRテクノロジー事業では、米国連結売上が採用需要停滞下で米国平均単価成長率17%となった結果、7.6%増の801,600百万円でした。
- マーケティング・マッチング・テクノロジー事業では、美容を含むライフスタイル領域がけん引し、連結売上が4.7%増の564,600百万円でした。
- 資金面では、連結営業活動によるキャッシュ・フローが669,431百万円、自己株式の取得による支出が678,754百万円でした。