ビューティガレージ、連結売上高13.3%増も連結営業利益4.8%減 新旧物流拠点の並行稼働で費用増
ビューティガレージは2026年7月24日、有価証券報告書を提出しました。本稿では、2026年4月期の連結業績について、売上拡大と利益減少の対比、新物流拠点の稼働に伴う費用、連結セグメントとキャッシュ・フローの動きを整理します。
記事の要点
- 連結売上高は、前期比13.3%増の38,197百万円でした。
- 連結営業利益は、前期比4.8%減の1,518百万円でした。
- 会社は、グループの新旧物流拠点が一時的に並行稼働したことで、支払送料、人材派遣費用、梱包資材費が増えたと説明しています。
- 連結物販事業の売上高は前期比12.5%増の31,193百万円、セグメント利益は同0.5%増の1,249百万円でした。
- 有形固定資産の減価償却方法の変更により、連結営業利益、連結経常利益、連結税金等調整前当期純利益はそれぞれ126百万円増加しました。
数字の背景と確認点
業績数値と会社説明を分けて、次回開示で追う論点を整理します。
業績ハイライト
増収と利益減少の対比
連結売上高は、前期比13.3%増の38,197百万円でした。連結営業利益は、前期比4.8%減の1,518百万円でした。親会社株主に帰属する連結当期純利益は、前期比10.4%減の913百万円でした。会社は、顧客基盤の拡大や取扱メーカーの拡充などにより、連結物販事業の売上高が前期比12.5%増の31,193百万円へ伸びたことが、連結売上高の増加につながったとしています。会社は、グループの新物流拠点が安定稼働するまで既存拠点と並行稼働したため、支払送料が大幅に増え、人材派遣費用と梱包資材費も増加したと説明しています。
グループの新物流拠点への機能移管後、支払送料や人材派遣費用、梱包資材費の推移と連結営業利益率がどう変わるか。
セグメント別業績
3つの連結セグメントの売上と利益
連結物販事業の売上高は前期比12.5%増の31,193百万円、セグメント利益は同0.5%増の1,249百万円でした。連結店舗設計事業の売上高は前期比11.3%増の3,924百万円、セグメント利益は同33.0%減の182百万円でした。連結ソリューション事業の売上高は前期比25.0%増の3,078百万円、セグメント利益は同3.7%減の314百万円でした。会社は、連結店舗設計事業で高単価の医療・クリニック案件を多数獲得し、受託案件数と平均顧客単価が伸びた一方、一部の不採算案件と材料費・人件費などの原価高騰により利益が前年を下回ったとしています。
連結店舗設計事業で、不採算案件と原価高騰の影響がどの程度残り、セグメント利益がどう推移するか。
キャッシュフロー
新物流拠点への支出と連結キャッシュ・フロー
連結営業CFは556百万円の資金増加でした。連結投資CFは1,920百万円の資金減少、連結財務CFは433百万円の資金増加でした。連結の現金及び現金同等物は前期末比915百万円減の3,526百万円でした。会社は、連結投資CFで資金を使用した主な理由を、新物流拠点の開設に係る有形固定資産の取得による支出としています。
グループの新物流拠点に関する投資支出と、連結投資CF・現金及び現金同等物の推移を確認したいところです。
開示内容の整理
増収と利益減少の対比
連結売上高は、前期比13.3%増の38,197百万円でした。連結営業利益は、前期比4.8%減の1,518百万円でした。親会社株主に帰属する連結当期純利益は、前期比10.4%減の913百万円でした。
- EDINET原本 PDF 18ページ
- EDINET原本 PDF 20ページ
3つの連結セグメントの売上と利益
連結物販事業の売上高は前期比12.5%増の31,193百万円、セグメント利益は同0.5%増の1,249百万円でした。連結店舗設計事業の売上高は前期比11.3%増の3,924百万円、セグメント利益は同33.0%減の182百万円でした。連結ソリューション事業の売上高は前期比25.0%増の3,078百万円、セグメント利益は同3.7%減の314百万円でした。
- EDINET原本 PDF 18ページ
新物流拠点への支出と連結キャッシュ・フロー
連結営業CFは556百万円の資金増加でした。連結投資CFは1,920百万円の資金減少、連結財務CFは433百万円の資金増加でした。連結の現金及び現金同等物は前期末比915百万円減の3,526百万円でした。
- EDINET原本 PDF 19ページ
減価償却方法の変更による利益増加
同社と国内連結子会社は、建物を除く有形固定資産の減価償却方法を当連結会計年度から定率法から定額法へ変更しました。この変更により、連結営業利益、連結経常利益、連結税金等調整前当期純利益はそれぞれ126百万円増加しました。
- EDINET原本 PDF 59ページ
確認しておきたいポイント
- グループの新物流拠点への機能移管後、支払送料や人材派遣費用、梱包資材費の推移と連結営業利益率がどう変わるか。
- 連結店舗設計事業で、不採算案件と原価高騰の影響がどの程度残り、セグメント利益がどう推移するか。
- グループの新物流拠点に関する投資支出と、連結投資CF・現金及び現金同等物の推移を確認したいところです。
まとめ
- 今回の連結業績は、物販事業を中心に売上高が前期比13.3%増えた一方、新旧物流拠点の並行稼働に伴う費用増で営業利益が同4.8%減る結果となりました。
- 一方、有形固定資産の減価償却方法の変更により、連結営業利益、連結経常利益、連結税金等調整前当期純利益はそれぞれ126百万円増加しました。
- 次の開示では、グループの新物流拠点への機能移管後の費用と連結営業利益率、連結店舗設計事業の採算、連結投資CFの推移が確認軸になります。