三井ハイテック、連結営業利益86.2%増でも連結営業CFは減少――売上債権・在庫が増加
三井ハイテックの2026年2~7月は、連結売上高が前年同期比20.6%増、連結営業利益が同86.2%増となった。電動車向けモーターコアの需要に加え、電子部品でも需要増加と円安が業績を支えたと同社は説明する。一方、グループでは売上債権や在庫に資金が必要となり、営業活動で得た現金は前年同期を下回った。事業の伸びと、それに伴う資金の動きを合わせて読みたい。
連結営業利益は売上高を上回る伸び
2026年2~7月の連結売上高は130,672百万円で前年同期比20.6%増、連結営業利益は11,818百万円で同86.2%増となった。前年同期の連結営業利益は6,347百万円だった。
同社は、グループで受注拡大やグローバル供給体制の強化を進め、生産性向上と原価低減にも取り組んだ結果、連結売上高と連結営業利益が増加したと説明する。
モーターコアと電子部品がともに拡大
- 当中間期の連結セグメントの電機部品は、売上高89,889百万円で前年同期比16.1%増、営業利益8,992百万円で同68.9%増となった。
- 当中間期の連結セグメントの電子部品は、売上高38,749百万円で前年同期比34.8%増、営業利益3,683百万円で同133.3%増となった。
同社によると、連結セグメントの電機部品は、電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要に対応したことで増収増益となった。連結セグメントの電子部品は、車載・民生向け製品の需要増加と為替円安により増収増益となった。
売上債権・在庫が増え、連結営業CFは減少
当中間期の連結営業CFは10,132百万円の収入で、前年同期の15,361百万円から減少した。連結投資CFは-17,383百万円となり、支出額が営業活動の収入を上回った。
同社は当中間期の連結営業CFについて、売上拡大に伴う売上債権の増加6,776百万円と棚卸資産の増加3,349百万円などによる資金減少が、仕入債務の増加6,495百万円などによる資金増加を上回ったと説明する。グループでは利益や減価償却費が資金増加となる一方、運転資本の増加と法人税等の支払いが資金を減らした。
同社によると、当中間期の連結投資CFの支出は、主に有形固定資産の取得16,253百万円によるものだ。グループの電機部品事業で、新規製品や生産能力増強のための設備投資などを行った。
当中間期の連結財務CFは5,955百万円の収入だった。グループは長期借入れで20,500百万円を調達し、長期借入金の返済によるキャッシュ・フローは-12,322百万円だった。
次に確かめる需要と資金の動き
- 連結セグメントの電子部品と電機部品で、需要と営業利益は今後どう推移するか。
- グループの売上債権・在庫の動きと設備投資に対し、営業CFと借入れはどう推移するか。
今回の三井ハイテックは、連結セグメントの電子部品と電機部品がともに伸び、連結営業利益を大きく増やした。一方でグループの売上債権・在庫が増え、設備投資も続いている。次の開示では事業別の収益と、営業活動で得る現金を合わせて確認したい。
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