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半期報告書2026年9月9日提出株式会社きんえい

きんえい、個別営業利益30.2%減 映画の反動減と大型テナント退去が重なる

あべのアポロシネマや賃貸ビルを運営するきんえいは、2026年2〜7月の個別決算で減収減益となった。会社は、シネマ・アミューズメント事業では前年度の大ヒット作の反動減、不動産事業では大型テナント退去の影響を挙げる。下期の大型テナント入居に向けた整備も進めており、足元の落ち込みと今後の収入の変化を分けて読む開示だ。

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両事業の利益減少に、全社費用の増加が重なる

2026年2〜7月の個別売上高は前年同期の1,878百万円から1,805百万円へ、個別営業利益は178百万円から124百万円へ減少した。個別中間純利益は前年同期比35.6%減の82百万円だった。

個別決算のセグメント利益合計は前年同期の353百万円から307百万円へ減少し、そこから差し引く調整額も拡大した。この調整額は主に各事業へ配分していない一般管理費であり、調整後の金額が個別営業利益となる。

映画はヒット作の反動、不動産は大型テナント退去

  • 2026年2〜7月の個別シネマ・アミューズメント事業は、収入合計が前年同期を下回る783百万円、営業原価控除後の営業利益が103百万円だった。同社の劇場入場人員も前年同期を下回り、453千人となった。
  • 2026年2〜7月の個別不動産事業は、収入合計が前年同期を下回る1,021百万円、営業原価控除後の営業利益が204百万円だった。

会社は、個別シネマ・アミューズメント事業について、周辺商業施設との販促連携などに取り組んだものの、前年度に大ヒットした『国宝』や『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の反動減の影響が大きかったと説明する。個別不動産事業では、後継テナント誘致や賃料改定に注力した一方、きんえいアポロビルの大型テナント退去が収入に影響したとしている。

会社は個別不動産事業で、きんえいアポロビルの大型テナントの下期入居に伴う賃貸床・共用部の区画整備などを実施したと説明する。あべのルシアスでも設備更新に取り組んだ。

個別営業CFも前年同期を下回る

2026年2〜7月の個別営業CFは95百万円の収入で、前年同期の230百万円を下回った。個別投資CFは85百万円の支出で、個別財務CFも支出となった。個別の現金及び現金同等物は前期末から減少し、中間期末に86百万円となった。

会社は個別営業CFの前年同期からの減少について、その他の流動負債の減少などを要因に挙げている。

次に追うのは映画の集客と入居後の不動産収入

  • 個別不動産事業では、下期の大型テナント入居に伴い、収入と営業利益がどう変わるか。
  • 個別シネマ・アミューズメント事業では、劇場入場人員と収入が次の開示でどう動くか。

今回の個別決算は、映画と不動産の両事業で収益が縮小した半期だった。次は、映画の集客動向と大型テナント入居後の不動産収入を、それぞれの事業の利益と併せて確認したい。

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