Investment Support Platform投資判断支援プラットフォームEDINET開示を、投資家の判断材料へ
日曜15分、報告書を読む入門152

有報は最初から読まない――15分の巡回路

この回を終えると、有報の期間・docID・スコープ・単位を確かめ、業績、キャッシュ・フロー、注記、リスクへ15分で移動できる。

シーズン12 / 12
有価証券報告書を15分で読む順番を示す。表紙で期間とdocIDを確認し、業績で連結と単位を見て、キャッシュ・フロー、注記、リスクへ進む5段階の巡回路。各段階にはソフトバンクグループ第46期有報のPDF表示ページを添えている。
最初から通読せず、表紙から業績、キャッシュ・フロー、注記、リスクへ順に移動する。 画像を押すと大きく表示できる。

この回を終えるとできること

表紙で期間と開いている原本のdocIDを確かめ、数字のスコープと単位を確認してから、業績、キャッシュ・フロー、注記、リスクへ短時間で移動できる。

  • 表紙と原本URLで、対象期間とdocIDを最初に確かめる
  • 数字は見出し、期間、連結・個別、単位を一緒に読む
  • 業績、キャッシュ・フロー、注記、リスクの順に必要な場所へ移動する

まず3分。表紙から巡回を始める

表紙と原本URLで期間とdocIDを確かめる。その後は、ページと検索語を使って4つの場所へ移動する。

時間見る場所PDF検索語確認すること
3表紙と原本URL1/315事業年度まず3分。原本URLのdocIDがS100YGH5かを見る。表紙で第46期、2025年4月1日から2026年3月31日まで、提出日2026年6月22日を確かめる。
3主要な経営指標等の推移3/315主要な経営指標等の推移次の3分。見出しの直下で「連結経営指標等」を確認する。期間の列、項目名、単位を横にたどり、業績の入口をつかむ。
4連結キャッシュ・フロー計算書121/315連結キャッシュ・フロー計算書ここで4分。表の見出しで連結、単位は百万円と確認する。2026年3月31日に終了した列を決め、投資活動の行と、その内訳の注記番号を同じ列で読む。
3連結財務諸表注記123–124/315連結財務諸表注記次の3分。注記の入口へ移る。「表示通貨および単位」で、日本円、百万円未満を四捨五入した表示だと確かめる。
2事業等のリスク22/315事業等のリスク最後の2分。リスクの見出しへ移る。記載の基準時点が有価証券報告書の提出日現在であることを確認する。

原本でたどる

SBGの第46期有報で巡回する

有価証券報告書S100YGH5 / 証券コード 9984

ソフトバンクグループの有価証券報告書S100YGH5を開き、5つの場所を順に確認する。

原本を開かないと解けない1問

原本で5分。CFと注記番号を同じ列で探す

操作:原本で5分。PDF表示121/315ページの「連結キャッシュ・フロー計算書」を開く。2026年3月31日に終了した列を確認する。

問題:2026年3月31日に終了した1年間の「投資活動によるキャッシュ・フロー」はいくらか。同じ列の「SVFの投資の取得による支出」には、どの注記番号が付いているか。

ヒント:表の上で単位と期間列を決める。次に「投資活動によるキャッシュ・フロー」と「SVFの投資の取得による支出」を同じ列でたどる。

答えを確認する

連結の投資活動によるキャッシュ・フローは、2026年3月31日に終了した1年間で△4,507,172百万円となる。同じ列の「SVFの投資の取得による支出」の注記番号は45となる。

巡回で防ぐ取り違え

期間を先に決める表紙の事業年度と、表の期間列を先に合わせる。
スコープを見出しで見るこの実例では「連結経営指標等」「連結キャッシュ・フロー計算書」を確認する。
単位を表ごとに見るこの実例の連結キャッシュ・フロー計算書は百万円表示となる。
同じ列を横にたどる期間の列を決めてから、合計、内訳、注記番号を同じ列で読む。

別の会社でも使う確認順

  1. 表紙と原本URLで、対象期間とdocIDを確かめる
  2. 業績の入口で、期間、連結・個別、単位を確かめる
  3. キャッシュ・フロー計算書で、見る期間の列を決める
  4. 本表の項目と注記番号を同じ列でたどる
  5. 事業等のリスクで、記載の基準時点を確かめる

この記事で確認した資料

まとめ

有報は表紙から必要な場所へ移動すれば、最初から通読しなくても確認を始められる。

期間、docID、連結・個別、単位を先に決めると、業績、キャッシュ・フロー、注記、リスクを同じ条件でたどれる。

別会社でも、表紙、業績、キャッシュ・フロー、注記、リスクの順をそのまま使える。