東海ソフト、連結売上15.0%増 グループの組込み・製造向けが伸長
東海ソフトの2026年5月期は、連結売上高が12,285百万円となった。機器に組み込むソフトウエアや、製造・流通の業務システムを手がけるグループ事業が伸びる一方、金融・公共関連は減収だった。連結営業利益率も改善しており、事業ごとの需要の違いと収益性を合わせて読む決算だ。
グループの増収を事業別に見る
同社グループはソフトウエア開発事業の単一セグメントであり、以下はグループ内の事業区分別の売上高だ。
- グループの組込み関連事業の売上高は4,169百万円で、前期比20.2%増となった。
- グループの製造・流通及び業務システム関連事業の売上高は6,249百万円で、前期比18.5%増となった。
- グループの金融・公共関連事業の売上高は1,752百万円で、前期比6.0%減となった。
会社は、グループの組込み関連事業では民生・産業機器の製品開発や改良に伴う需要が活発で、製造・流通及び業務システム関連事業ではデジタル化のためのシステム投資が堅調だったと説明している。
グループの組込み・製造関連の売上と、減収だった金融・公共関連の売上は、次期にそれぞれどう動くか。
連結営業利益率は会社目標を上回る
2026年5月期の連結売上高は前期の10,680百万円から12,285百万円へ増え、連結営業利益は1,120百万円から1,376百万円へ増加した。
連結営業利益率は11.2%と前期比0.7ポイント上昇し、会社が掲げる目標の10.0%を上回った。
会社は、グループの一部の不採算プロジェクトに期中に対応し、通期業績への影響は限定的にとどまったと説明している。グループでは見積精度の向上と生産性の改善にも継続して取り組んでいる。
連結子会社の資産評価に残る確認点
連結財務諸表には、AJ・Flatの株式取得に伴うのれん1,166百万円と顧客関連資産413百万円を計上している。
会社は、取得原価のうちのれんと顧客関連資産への配分額が相対的に多額であるため、連結子会社AJ・Flatに属する資産に減損の兆候を識別した。ただし、将来得られる資金の見積総額が帳簿価額を上回るため、連結の減損損失の認識は不要と判断している。この判定に使う将来の資金は、割引前の金額だ。
会社は、事業計画と実績が乖離し、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には、連結の減損損失を認識する可能性があるとしている。
連結子会社AJ・Flatの実績は、のれんなどの評価に用いる売上高成長率や売上総利益率の前提とどう対応していくか。
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